腸内環境美化に欠かせないヨーグルト。ヨーグルトは、私たちの身体にいい影響を及ぼす有用菌はもちろん、牛乳由来のアミノ酸やビタミン・ミネラルが含まれている、栄養バランスのいい食べものです。
ですが、ビタミンCと食物繊維は含まれていません。ですから、ヨーグルトと一緒に野菜やフルーツを食べると、ビタミンCと食物繊維をプラスすることができます。
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、ヨーグルトと相性がよく、美容・健康効果をUPする野菜を3つご紹介します。
■ヨーグルトと合わせて美容・健康効果がUPする野菜3つ
(1)美肌なら「トマト」
トマトの赤色色素リコピンに美肌効果があることは有名ですね。シミの元となるメラニンの生成を抑えるだけでなく、日焼による肌ダメージを抑える働きやコラーゲンの生成をうながす働きもあり、紫外線が強くなるこれからの季節にピッタリの野菜です。プチトマトとヨーグルトを和えてハチミツをかけたり、水切ヨーグルトをスライスしたトマトに添えて、カプレーゼ風にしてもいいですね。
(2)むくみ対策なら「キュウリ」
キュウリは、体内で水分バランスを保つ「カリウム」が豊富な野菜です。また「シトルリン」というアミノ酸も含まれています。シトルリンは、血管を広げる働きをもち、血流をスムーズにすることで冷えやむくみの改善をサポートするアミノ酸です。キュウリとヨーグルトでスムージーを作ったり、ヨーグルトと味噌、キュウリを和えてサラダにしても◎。
(3)ダイエットなら「アボカド」
アボカドは、ヤセ菌のエサとなる水溶性食物繊維が豊富な野菜です。腸内に住むヤセ菌やビフィズス菌が水溶性食物繊維を発酵分解する際に産生されるのが「短鎖脂肪酸」。これには、脂肪の蓄積を抑える、満腹感を高める、交感神経を刺激して脂肪の燃焼をうながすなど、さまざまな角度から肥満を予防する効果が期待されています。アボカドもヨーグルトも、塩味にも甘味にも合う食材ですから、アボカドヨーグルトにはちみつを添えてもよし、コショウやカレー粉をかけてサラダ風にしてもよし、飽きずに続けられる組み合わせです。
美容と健康に役立つとわかっていても、毎日同じ味では飽きてしまいますよね。食からの体質改善は毎日続けることが大切ですから、ヨーグルトと野菜や果物、組み合わせのバリエーションを増やして、毎日美味しくヨーグルトを続けたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」(2018年・日東書院本社)、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
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