春といえば、出会いの季節。新しい上司、後輩、取引先とあらゆるシーンで初対面の相手には良い印象を与えたいですよね。
ビジネスシーンでの身だしなみ研修を数々担当してきた筆者が、絶対に押さえておくべき第一印象で失敗しないヘアメイクのポイントをお伝えします。
■毛の乱れは不潔の元!あらゆる「毛流れ」を整えましょう
テクニックがない・不器用だからという言い訳が通用しないのが清潔感です。これは、どのような出会いの場でも、絶対に外してはいけないポイントの一つです。
・まずは「頭髪」のこの3箇所 – 毛先・分け目・顔まわり
人に会うという時に絶対に整えなくてはいけないのが髪です。手の込んだアレンジに力を入れるよりも、細部を美しく整えるだけで、グッと清潔感が上がります。特に放置したくないのが、通称あほ毛とも呼ばれる、分け目のあたりにピョンピョンと飛び出した短い髪。ハードタイプのワックスで、飛び出した毛を撫でつけましょう。前髪を含めた顔まわりの毛も、バラバラと落ちてこないように、少しホールド力のあるワックスでまとめるだけで好印象に。毛先のパサつきには、オイルやクリームなどを付けましょう。ヘア用のものがなければ、リップクリームなどを代用すれば、毛先の応急処置ができます。
・初対面での信頼感はズバリ「眉」で決まる
プライベートで優しく女性らしい印象を演出したい場合には、流行りのふわふわナチュラル系太眉を。ビジネスシーンで信頼感や知的な印象を与えたい場合には、眉山を意識して輪郭をシャープに仕上げると良いでしょう。何にしても、眉毛の毛先があちこち向いている場合には、毛先をカットして揃えることが重要です。
■雑メイクは余裕のなさがバレバレ、丁寧なメイクアップがマナー
外出前の身支度は、相手への想いを込めて丁寧に。朝の時間が取れない場合は、約束の前に必ず以下の項目をチェックしましょう。
・ベースメイクはフェイスライン、小鼻周りなどにムラやヨレがないか
・アイメイクはマスカラがまぶたに付いていないか、アイシャドーやアイラインが濃すぎないか
・アイブローはペンシルで描いたラインが残らないように、ぼかせているか
・リップ・チークは顔色が明るく見えているか
テクニックは不要です。仕上がった自分の顔の価値を決定するのは、最後にチェックをしているかどうか。顔の全体が映る鏡で、正面以外の角度からもチェックするようにします。暗い部屋でメイクをした場合には特に要注意です。誰かに指摘される前に、セルフチェックを入念にしてみてくださいね。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト 上野 リサ
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、幅広いジャンルで「顔創り」に取り組む。顔を起点とした”善い美容習慣の定着”を目指す「face conductor」というジャンルを開拓。)
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