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洗顔にも◎!しわ・シミや白髪まで!?万能すぎる「馬油」の使い方5つ-2014年版

美容研究家
遠藤幸子

プロフィール画像(遠藤さん)

シワやシミ、たるみなど年齢を重ねるにつれ、多くなる肌悩み。解消しようと使用コスメを増やして肌を甘やかすと、肌本来が持つ、保湿機能やバリア機能などを低下させる可能性が。そんなときは多くの肌悩みに対応できるアイテムを取り入れ、シンプルなケアを行うのがおすすめ。マルチアイテムとして筆者がおすすめしたいのが、「馬油」です。

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■馬油とは?

馬油は、主に食用馬の腹部やたてがみ部から採取した皮下脂肪を原料に作られているのだそう。もとは中国で生まれ、日本に伝来したのは奈良時代であると言われています。人々にとって「薬」のような役割を果たしてきたようです。

■馬油の効能

美容に関する効能では、しわ、シミ・ソバカス、ニキビ、乾燥、冷え性、肌荒れ、湿疹、血行促進、日焼け後の炎症、薄毛、白髪、細毛、枝毛などがあると言われています。

■馬油活用術5つ

1.ブースターに

洗顔・クレンジング後すぐに馬油を使うと、次のアイテムの浸透を高める効果が期待できます。

2.洗顔に

筆者が3年近く続けている「馬油洗顔」美容法をご紹介します。

  1. ティースプーン1杯程度の馬油を乾いた手のひらにとり、手のひら全体を使って顔にのばします。汚れの気になる部分は指の腹を使って丁寧に。
  2. ティッシュで軽くオフ。
  3. ぬるま湯で手が軽くなる程度まで洗い流す。
  4. コットンに化粧水を染み込ませたもので軽く拭き取り、通常のスキンケアを行う。

筆者がこの美容法で得られたのは、目尻の小じわが消えた、乾燥が緩和された、毛穴が引き締まった、肌の透明感が増したといったもの。人それぞれではありますが、筆者自身は高い美容効果を実感することができたため、これからも継続していく予定です。

3.乳液・クリーム代わりに

馬油は油焼けを起こさず、また微量の紫外線を防止してくれると言われています。そのため朝や夜、乳液やクリームの代わりに使用できます。ただし肌質によっては化粧崩れが気になる場合も…。朝の使用は肌状態をよく見極め、部分的に使用・使用後軽くティッシュオフする、など一工夫必要かもしれません。

4.リップの保湿・スクラブに

純度の高い馬油ならリップケアにも最適。リップクリームとして使用する他、ハチミツと混ぜパックするのも◎。唇の乾燥が改善しツヤも出ます。週に1度程度、粗めの砂糖と混ぜてスクラブ剤として使用すると、皮剥けなどの改善が期待できます。

 5.スカルプケアに

白髪や薄毛などの改善も期待できると言われていますので、スカルプケアに使うもおすすめです。下記の要領で週に1、2度を目安に行うと効果的。

  1. 乾いた頭皮に適量の馬油を塗り込み、指の腹を使ってマッサージする。
  2. 蒸しタオルで頭皮を覆って湯船に浸かる。
  3. 数分後にシャワーで万遍なく頭皮を洗い流して通常通りシャンプー、トリートメントをする。

昔から愛用されてきた馬油。低価格で、高純度のものならば、どのような肌質の人でも比較的安心して使える点も魅力です。馬油を冬の美容に取り入れてみてはいかがでしょうか。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)

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【参考】
※木下繫太朗著『「馬の油」の成分に凄い薬効があった―シミ・小ジワから慢性病に驚くべき治癒効果―』(主婦と生活社)
馬油の効能とその理由 – 直江昶

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