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「朝晩同じ」スキンケアはNG!?しわ・たるみ解消のため意識すべきポイント

美容研究家
遠藤幸子

プロフィール画像(遠藤さん)

朝と夜とでは、スキンケアを行う目的は異なります。しかし、朝も夜も同じスキンケアアイテムを使用している人が多いのでは? そこで、それぞれのスキンケアの目的をふまえ、それに応じた方法についてご紹介します。

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■朝と夜、スキンケアの目的は違う!

朝と夜のスキンケアには、実はそれぞれ異なる目的があるのです。具体的な例をあげてお話ししていきたいと思います。

<朝のスキンケアの目的>

朝のスキンケアは外出することを想定したケアが必要となります。まず第一に紫外線の防止。また、化粧崩れを防止するケアが必要となります。化粧崩れは見た目を損ねるほか、紫外線が入り込む隙を与えるため、注意したいですね。また、朝は寝ている間に溜まった老廃物等の影響でむくみやたるみが気になりがち。そこで、朝のスキンケアでは老廃物等を排出することも重要となります。

<夜のスキンケアの目的>

夜のスキンケアでは、日中の肌のダメージを修復することが先決。また、保湿に加え、肌本来の機能を呼び覚ますようなケアをすることが大切となります。

 

■朝と夜のスキンケアで心掛けたいこと

<朝に心掛けたいこと4つ>

1.紫外線対策
日焼け止めをしっかりと塗りましょう。量はメーカーによって推奨量が異なる場合もありますが、500円玉大を目安にし、肌の露出がある場合は、首やデコルテまで塗りましょう。帽子や日傘などを併用することも重要です。

2.化粧崩れの防止
仕事などで小まめな化粧直しができない人は化粧崩れを防止してくれる下地を使いましょう。毛穴を引き締めるスキンケアアイテムを選ぶことも、化粧崩れの防止につながるのでおすすめです。

3.保湿
乾燥の気になる季節は、保湿も大切。オイルを使うことも有効ですが、日中に使用すると油焼けをおこすものもあるので注意しましょう。日中は油分よりも、「セラミド」や「プロテオグリカン」など保水力をアップさせる成分を取り入れると化粧崩れもしにくくなり、おすすめです。

4.老廃物等の排出
寝ている間に溜まった老廃物の排出にはマッサージが有効。こめかみや首の付け根に向かって老廃物を流し込むイメージで行いましょう。ぜひ毎日の習慣に!

<夜に心掛けたいこと3つ>

1.日中のダメージの払拭
夜のスキンケアでは日中のダメージを払拭することが大切です。いつも同じケアを行うのではなく、肌の状態を確認しながら、その時に適したケアをいましょう。

2.ほてりを鎮める
紫外線のダメージを強く受けてしまったとしたら、まずは冷やすなどしてほてりを鎮め、保湿と美白ケアを行いましょう。

3.スペシャルケア
乾燥が気になる時は、シートマスクやオイルなどを利用したスペシャルケアを。

一方で、夜のスキンケアでは週に1日程度、スキンケアアイテムを一切使用しない「プチ肌断食」を行うことも有効です。プチ肌断食には肌本来が持つ様々な機能を呼び覚ますことが期待できると言われています。

このほか、年中同じスキンケアをすることもおすすめできません。なぜなら私たちが住む日本は四季の変化がはっきりしているため、それに応じたケアが必要だからです。常に肌の状態をよく観察し、必要なケアのみを行うよう心掛け、美肌づくり、アンチエイジングに取り組んでみてはいかがでしょうか?
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)

【関連記事】
アンチエイジングのための習慣に!週一回の「プチ肌断食」

【参考】
 ※佐伯チズ著『佐伯チズメソッド肌の愛し方育て方 今までだれも言わなかったスキンケアの新提案50』(講談社α文庫)

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