夏は、そうめんの美味しい季節です。つるんとして食べやすく、暑さであまり食欲がないときに助かります。
この時期は常備しておくと何かと役立ちますが、お中元などでもらうこともあり、余らせてしまう場合も。そんなときは、ちょっとアレンジを加えると、さらに食べやすくなり、食材によっては夏バテ防止にもなります。
今回は「素麺つゆに足すと美味しくてスタミナアップにもなる食材」をご紹介します。
(1)生卵
汁もののなかに卵を割って落とすことを、玉落ち(ぎょくおち)と言い、昔からスタミナ食として用いられてきました。
そこで、麺つゆのなかに、卵をひとつ溶いて食べれば麺にもよく絡み、味もまろやかになります。
(2)トマト
トマトを適当な大きさに切って、麺つゆのなかに入れます。箸で崩して麺を入れて食べれば、酸味が加わってさっぱり爽やか。さらに夏らしいメニューになります。
水分補給やむくみ防止など、トマトの夏野菜としての栄養効果も得られます。
トマトジュースで代用してもいいですね。
(3)カレー
昨晩の残りのカレーがあったら、麺つゆに入れてしまいましょう。カレーうどんなどと同じ要領です。
カレーも残しておくと、この時期は菌がわきやすい。素麺つゆに入れることで、無駄なく使えるし、スパイスの効果で食欲もアップします。
(4)納豆
ネバネバ食材がスタミナアップに効果があることは、ご存じの通りです。麺つゆに納豆を入れて食べれば、夏バテ防止になること間違いなし。
さらにオクラなどのネバネバ食材を加えてもいいし、ネギなど薬味をたっぷり入れれば、最強のスタミナ食になります。
(5)梅干し
麺つゆのなかに梅干しを入れて、果肉をほぐしてください。酸味が利いて爽やかな味に。
ただ酸っぱいだけではなく、梅干しの酸味の成分であるクエン酸による、食欲増進効果や疲労回復効果も期待できます。
いかがでしたか? 夏バテで食欲がないとき、食べなければさらに体力も低下して症状も悪化するばかり。そういうときに、そうめんが役立ちます。
スタミナがつくようなアレンジを加えたそうめんを、つるっと流し込んでください。
(料理研究家 オガワ チエコ)
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