朝、目は覚めたけど、出来れば時間の許す限りお布団でゴロゴロしていたい。寒い部屋で朝の体操やヨガなんて出来る気がしない……。そんな方に、お布団の中で身体を温めつつ出来るヨガをご紹介します。
お布団から出る前に、朝から身体と頭のパフォーマンスを上げましょう。
■目覚めてすぐのヨガでアクティブスイッチオン
これからご紹介するポーズは全て、お布団を身体の上からかけた状態で行えます。眠っていた身体は案外冷えているものですが、お布団の中でじんわり汗ばむくらい身体を温めることによって、冷えから起こる筋膜炎(寝起きに寝違える、などの症状)の予防にも効果的です。
やり方
(1)まず、しっかり伸びをして血流を良くしましょう。縦に伸びることによって、身体全体のストレッチになります。
(2)先ほど伸ばした身体を、次は丸めていきます(チャイルドポーズ)。膝を曲げ、腕で抱えて身体に引き寄せましょう。その膝頭に鼻先を近づけていきます。そのまま5呼吸ほどステイします。
この時、首を縮こめないようにしましょう。耳から肩の距離をなるべく長く保ちます。
(3)次にマツヤーサナのポーズをします。仰向けに寝て、両足を揃えます。両手をお尻の下へしまいます。手のひらは下向きにしましょう。
肘で床を押し、上半身を床から持ち上げます。頭頂を床に下ろし、胸の広がりと喉の伸びを感じましょう(首に無理を感じたらポーズを中止してください)。
このまま深く5呼吸ほどキープ。このポーズは胸をしっかり開くことで気持ちが前向きになるので、一日のスタートにぴったりなポーズです。
(4)次は、うつ伏せになります。まず膝をついた状態で肩の真下に肘をつき、手のひらは下へ。
つま先立ちになって、身体を一枚の板のようにしてまっすぐキープ。深い呼吸で5呼吸キープしましょう。
キツければ膝をつきつつ、何度かトライしましょう。体幹が鍛えられ、身体の底から力が湧き出てくるようなポーズです。
この一連の動きで、身体の芯からポカポカしてくるはずです。暑くてお布団から飛び出したくなるかもしれませんね。アクティブな冬の日々を過ごしましょう。
(ヨガインストラクター 千葉ゆか
漫画家/イラストレーターを経てヨガインストラクターに転身。高津文子式フェイシャルヨガインストラクター。二児の母。子連れOKなヨガ×顔ヨガクラス「nicomum-yoga&facial yoga」主宰。)
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