2018年03月13日

指先のひび割れを予防するには？美容家おすすめケアまとめ

美容研究家
遠藤幸子

まだまだ乾燥が気になる季節です。季節の変わり目ということもあって、肌荒れに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。中でも、ひどくなると痛みを伴うこともある指先のひび割れは、一刻も早くなんとかしたいところです。

今回は指先のひび割れケアと、日頃のケアで前もって予防する方法について、くわしくご紹介します。

■目次
1.指先のひび割れができてしまったら？
2.指先のひび割れを改善する方法
3.そもそも指先のひび割れってなぜできるの？
4.指先のひび割れを予防するポイントとは？
5.水仕事で気をつけるべきポイントはココ！
(1)水仕事の前後に保湿する
 (2)給湯温度は体温より少し低めに設定する
 (3)ゴム手袋やポリ袋を使用する
 (4)台所洗剤は2種類を用意
6.おすすめハンドケアコスメ4選
(1)シアハンドクリーム／ロクシタン
 (2)キュレルハンドクリーム／キュレル
 (3)ユースキンA／ユースキン
 (4)あかぎれ保護バン／ニチバン

■1.指先のひび割れができてしまったら？

つらい指先のひび割れですが、どのようなケアをするのが効果的なのでしょうか。

まずはひび割れを改善する効果のあるクリームや軟膏などを塗って、手袋をするのがおすすめです。

この時使用する手袋は、綿やシルクなど、肌当たりがよく、通気性のいい素材のものを使うのがポイントです。その状態でしばらく過ごすと、塗ったクリームや軟膏をしっかりと肌に浸透させることができるうえ、ひび割れ部分を保護する効果も期待できます。

その上にゴム手袋をはめて水仕事をし、お湯の温度をいつもより高めに設定すると、クリームの美容成分などがより肌に浸透しやすくなります。

また、手袋をはめたまま就寝するのもおすすめ。翌朝には指先のひび割れが改善されて、うるおいと柔軟性を取り戻している可能性大です。

■2.指先のひび割れを改善する方法

(1)使用しているハンドソープや台所洗剤を見直す

ひび割れ部分には、絆創膏を貼ったり、水仕事の際はゴム手袋を使用したりして、保護することが大切です。並行して、ハンドソープや台所洗剤などを洗浄力の高くないものに切り替えましょう。

ひとつの目安として、ハンドソープや台所洗剤を選ぶときは、合成界面活性剤不使用のものや無添加の表示があるものを選びましょう。あとは実際に使用してみて刺激がないかどうか確認を。

(2)ひび割れを改善する効果があるクリームや軟膏を塗る

ひび割れを改善する効果のあるクリームや軟膏を塗ることも、ひび割れの改善に効果的です。とはいうものの、指先は常に何かに触れる可能性があり、塗ったものが剥がれてしまうと、思うような効果を得られないこともあります。

そのため、手袋をはめたり、絆創膏を貼ったりして、塗った部分を保護することも同時に心がけましょう。

(3)こまめに保湿する

ひび割れを改善するためには、保湿することが大切です。水仕事の前後に必ずハンドクリームを塗ることはもちろん、それ以外でも乾燥が気になったらこまめに保湿しましょう。

そのためには、外出時にハンドクリームを持ち歩いたり、自宅で洗面所やキッチンにハンドクリームを置いておくといいでしょう。

(4)マッサージをしたり温めたりして血行を促進する

指先のひび割れを改善するには、血行をよくすることも大事です。ハンドクリームを塗る時に、指先から手首に向かってマッサージすることを習慣にしましょう。

また、温めるのも効果的です。寒い季節は手袋をはくことはもちろんのこと、毎日入浴する際に手を湯船につけて温めましょう。

■3.そもそも指先のひび割れってなぜできるの？

(1)肌が乾燥するから

肌が乾燥すると、指先のひび割れの原因になります。特に気温が低下する季節は、皮脂や汗の分泌も減って、より乾燥しやすくなるので注意が必要です。

また、水仕事が多いと、天然の保湿成分とも呼べる皮脂を洗い流してしまうこともあります。洗浄力の強い洗剤やハンドソープを使用していると、肌に刺激を与えてしまうことがあるので注意が必要です。

(2)血行不良が起きるから

冷えなどにより血行不良を起こすと、肌の新陳代謝が遅れたりしてひび割れを引き起こすことになります。

■4.指先のひび割れを予防するポイントとは？

(1)乾燥を防ぐ

指先のひび割れを予防するには、肌の乾燥を防ぐことが何よりも大切。前述のように毎日使用するハンドソープや台所洗剤を見直したりして、こまめな保湿を心がけましょう。

(2)血行をよくする

血流をよくすることも、指先のひび割れを予防するのに効果的です。手をマッサージするほか、日頃から身体を温める習慣をつけましょう。首や手首や足首、腹部などを温めて身体を温める、温かい飲み物や身体を温める作用のある食品を心がけて口にする、適度な運動を心がける、毎日ぬるめの湯船にゆったりと浸かる、などが効果的です。