流行のマットリップは、一歩間違えるとカサついた“オバ顔”になるおそれがあります。原因は、マットリップに合わせたメイクができていないことにあるかもしれません。
ヘアメイクやコスメコンシェルジュのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、「マットリップで老け見えしないメイクのポイント」をご紹介します。
■マットリップを塗る時の注意点
マットリップは、色の顔料成分が大部分を占めています。油分は、しっかり色がのるための働きが強いので揮発してしまいます。そのため、マットでないリップに比べて乾燥しやすいことが特徴です。
唇は、顔のなかでも皮膚が薄く皮脂膜がないので、乾燥しやすい部分です。マットリップを使う時は、ベースに保湿系のものを使わないと、ガサガサ唇になってしまいます。
肌もマットに仕上げてしまうと「オバ顔」に!?
マットリップを塗る時に肌もマットに仕上げると、一気に“オバ顔”に変身してしまいます。ファンデも「つや肌」か「セミマット」に見せるものに変えましょう。
■老け見えしないマットリップの色選びのコツ
マットリップは、マットでないリップに比べて、色がしっかり唇にのります。マットリップの色選びをするポイントは、「自分の肌が、イエローベースかブルーベースかを把握する」ことです。
自分の肌の色が黄色っぽいのに、流行りだからといって青みのピンクを使ってしまうと、血色が悪い人に見られたり、実年齢よりも老けて見えやすいので注意が必要です。
■ベースメイクで決まる!マットリップの仕上がり
ベースメイクによっても、マットリップの見え方が違います。
(1)ベースメイクとリップをマットに仕上げた場合
全体的にカサついた印象で、古臭いメイクに見えます。
唇だけ部分的に見ると、年齢によるたてジワがかなり目立ちます。
(2)つや出しファンデと保湿系のリップを使った場合
全体的につやのある仕上がりになり、ベースメイクとリップだけでも若々しく見えます。
唇を部分的に見ても、たてジワが目立ちにくくなっています。
マットリップを使う時のポイントは、お肌全体のつや感と保湿系リップを仕込むことです。使いこなすのがむずかしいと思われがちなマットリップですが、ポイントをおさえれば、普段のメイクにとり入れやすいアイテムです。ぜひ、参考にしてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
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