旅コラムを執筆しております、上田祥子です。今回はカンボジアのアンコール遺跡巡りの旅をお届けします。アンコール・ワットに代表されるアンコール遺跡群。訪れたい場所のひとつでしたが、ついに念願叶ってこの3月に行ってきました。 今回はベトナムのホーチミン経由で現地へ。ホーチミンの空港では本場のフォーにも舌鼓を打ちつつ、栄華を極めたクメール王朝の跡でありユネスコの世界文化遺産のアンコール遺跡群への旅がスタート。悠久の神秘が漂う美しい情景にすっかり魅了されました。
■巨大な城砦都市遺跡の「アンコール・トム」
アンコール遺跡1日パスを20米ドルで購入し、まず訪れたのはアンコール・トム。12世紀後半にジャヤーヴァルマン7世により建設されたと言われる巨大な城砦都市遺跡です。
南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門という5つの門があり、くぐるだけで神秘の世界に紛れ込んだような気分になりました。個人的にはパワーを感じられたこの遺跡。アンコール・ワットに比べて観光客も少なく、静かに観て回ることができました。
■まるで異次元!?「タ・プローム」
次に訪れたのは、「タ・プローム」。12世紀末にジャヤーヴァルマン7世が仏教寺院として建立した建物の跡で、樹木と一体化しているのが特徴です。
何とも不思議な雰囲気が漂い、異次元を思わせるような場所。映画『トゥームレイダー』の撮影が行われたことでも有名です。寺院の壁の仏教ならではのレリーフなど、独特の魅力を醸し出しています。
■必ず訪れておきたい「アンコール・ワット」
アンコール遺跡群の中でも誰もが知る大人気スポット、「アンコール・ワット」。12世紀前半にスーリヤヴァルマン2世によって、ヒンドゥー教寺院として建立されたそう。カンボジアの国旗にも描かれていますよね。
クメール建築の最高峰といわれる優美な大伽藍(だいがらん)や美しい彫刻に心を打たれ、大満喫。アンコール・ワットは1日ではとても回りきれないほど広大ですが、短い旅程だったので、おさえるべきスポットのみ観てきました。それでも本当に感激の初アンコール・ワット訪問となりました。
■遺跡巡りにオススメの服装と持ち物
広大な遺跡巡りはとにかくよく歩くので、スニーカーなど動きやすい靴を用意しておきましょう。また、日陰のない遺跡の周囲などは強い日射しにさらされてしまうため、麦わら帽子やキャップがあると重宝します。
次回はリゾート感あふれる「シェムリアップ」の街の魅力をお届けします。
■カンボジア基本情報
首都はプノンペン。公用語はカンボジア語。人口約1500万人。仏教国。通貨はリエルだが、観光地やシェムリアップの街では米ドルが使えるので、米ドルを用意しておくと便利(但し細かい釣り銭はリエルで戻ってくる事が多い)。(※本記事公開時点での情報です )
(美容研究家/美容ライター 上田祥子)
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