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老け見えするマスクの特徴/40・50代のマスクの注意点


小澤佐知子

マスク生活が日常となった今、私たちの顔は、上半分だけで判断されがちです。そのため、メイクは眉や目元が中心となっていますが、「アイメイクをきちんとしていても、なんとなく疲れ顔に見えてしまう」という人もいらっしゃいますよね。

白マスクで肌の粗が目立つ!?お疲れ顔に見える人の共通点

美容ライターの筆者が、マスク姿で見落としがちな「お疲れ顔の共通点」についてお話します。

■マスクからクマが覗いていませんか?

マスクで顏のほとんどが隠れているにも関わらずお疲れ顔に見えるという場合は、マスクからクマが見えていないかチェックしてみましょう。

特に、茶グマや黒クマは真っ白なマスク姿の時こそ悪目立ちし、たとえ一部だけしか見えていなくても老けた印象を強調してしまいます。そして、くすんだクマの色がマスクから覗くことで、目尻などにある茶色いシミまでも同じように浮き立ってしまいます。

クマのタイプをチェックする

一口に「クマ」といっても、その色素はさまざまです。あなたのクマの色は何色でしょうか?

判断する基準として、目の下の皮膚を下にひっぱってみましょう。クマそのものが薄くなれば「青クマ」です。反対に、色が変わらなければ「茶クマ」です。

この他にも「黒クマ」と呼ばれるタイプもあります。これは加齢により皮膚が薄くなったり、コラーゲンの減少によりたるみが生じることでその下がくぼむことなどが要因で起こります。黒クマは、上を向いた時に薄くなる特徴がありますのでチェックしてみてください。

クマの色に合うコンシーラーを使う

コンシーラーの色味はイエロー系、オレンジ系、ベージュ系などバリエーションも豊富です。クマ隠しの場合、タイプによって色味を選択することできれいにカバーすることができます。

青クマ

オレンジ系やアプリコット系、ピンク系をチョイスしましょう。青みを消してイキイキとした目元を演出できます。

茶クマ

ベージュ系やイエロー系がベストです。にごりを払拭することで明るくトーンアップします。

黒クマ

ライトなベージュ系やパール配合など、つや感やハイライト効果のあるコンシーラーを使いましょう。光の加減で影を飛ばし、クマの印象を和らげます。

目頭側のクマをしっかりカバーする

コンシーラーでクマを消す時は、実際のクマより一回り大きな範囲にのせます。ポンポンと叩いてなじませたら、アウトラインをぼかすように外に向かってグラデーションを作りましょう。

特にマスクで隠れにくい、目頭から中間までの部分をきちんとカバーしてください。また、マスクによるヨレを防ぐためにも、最後にフェイスパウダーを上から重ねましょう。

■白マスクより、ピンク系のマスクで肌がきれいに

目の下のクマや目周りのシミは、真っ白なマスクでは目立ちやすいようです。ほとんどメイクをせずに外出する日は、薄いピンク系やベージュ系マスクの方が肌色から浮かない分、肌の粗も目立ちにくい傾向があります。

また、中途半端にマスクからクマが覗くと一層目立ってしまいます。立体マスクなどで下まつ毛に近い位置まで隠れるようにマスクをすると、クマが完全に隠れて、アイメイクの印象だけがアップします。

■マスクの紐を耳にかけた時に目立つ白髪

マスク時に見落としがちな老け見えパーツが、「耳まわりの白髪」です。マスクを耳にかけるとサイドの内側の髪が露わになりますよね。実は、この部分は初期白髪が生えやすく、40代以降ならほとんどの方に白髪が見られます。

普段のダウンスタイルではわからないものの、マスクを耳にかけるとチラッと見えてしまう内側の白髪。生え際の白髪は、数本見えるだけで疲れた雰囲気をかもし出します。

イラストやアニメで初老の人を描く時、こめかみや耳まわりに白髪を加えるというのは有名は話ですね。きちんと白髪染めをすることが大切ですが、とっさに発見した時は、マスカラタイプの1day用白髪隠しが重宝します。

毎日の生活のなかで、うっかり見落としがちなマスク時の「クマ」と「白髪」。コロナ禍が続く今、今までと違う身だしなみケアを意識して過ごしましょう。

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

 

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