マスク生活がスタンダードになりつつある昨今は、マスクによるメイク崩れが女性の新たな悩みになりましたね。
メイク崩れを軽減するには、ファンデーションを極力薄くすることが重要なポイントです。しかし40代以降になると、カバーしたい肌悩みが多様化している場合が多く、ただファンデーションを薄くするだけでは一気に老け見えしてしまうので注意が必要です。
そこで活用したいのが「コンシーラー」です。コンシーラーでカバーしたいところだけをピンポイントでカバーして、ファンデーションを薄く重ねることで、メイク崩れを軽減することができます。ファンデーションが薄くなることで若見えにもつながるので、一石二鳥です。
しかし、どこもかしこもカバーすればいいというわけではありません。若見えにつながる箇所のみを狙って、効果的にカバーしましょう。
メイクアップアドバイザーの筆者が、若見えするコンシーラーの使い方をご紹介します。
■口角
下唇の口角側のアウトラインがくすんでいると、老けた印象に見えるだけではなく、口角が下がって見えてしまいます。下唇のアウトラインに沿って、スッと少し上に向かってコンシーラーを引き、あまり広げすぎないようにぼかしましょう。
こうすることで、口角のくすみをカバーするだけではなく、口角が上がって見えるので、若々しくやさしい印象になります。また、口角のくすみがなくなるとリップカラーも映えるので、顔がパッと明るく見える効果もあります。
■目周り・くま
目周りのくすみを放置すると目元がくぼんで見えて、老け見えまっしぐらです。また、くまは一気にお疲れ顔の印象になってしまうので、絶対に放置してはいけない部分です。
眉頭下のくぼんでいる箇所と目尻の影になっている部分をコンシーラーで消しましょう。くまの境目にコンシーラーを置いたら、境目をぼかすようにコンシーラーをなじませます。眉頭下とくまのコンシーラーは「広げすぎない」ことがポイントです。
■小鼻の横・ほうれい線
小鼻の赤みはよほど気になる人しかカバーしていない場合が多く、ちょっと赤いくらいではカバーしていない人が多いマイナーな箇所です。しかし小鼻の赤みは、清潔感がなく見えたりだらしない印象に映ったりするので、つやプラ世代にはカバー必須の箇所といえるでしょう。
小鼻の赤みは、スポンジを使って少量のコンシーラーを叩き込むようにしてカバーします。皮脂が出やすい方は、ティッシュや綿棒で余分な油分を軽く押さえてからコンシーラーをのせると、皮脂崩れを軽減できます。
また、ほうれい線は顔のシワのなかでもひときわ大きいので、老け見え印象に与える影響がとても大きい箇所です。しかし、ほうれい線の線になっている部分のすべてをコンシーラーでカバーしようとすると厚塗りになり、時間がたつとシワの溝にコンシーラーが入り込んで、余計にほうれい線を目立たせてしまう場合があります。
ほうれい線は、小鼻横のほうれい線の付け根部分(約1センチほど)だけをカバーすれば十分です。この部分は影が一番濃くなっているので、ここをカバーするだけで視覚効果でほうれい線が目立たなくなります。
効果的なコンシーラー使いでマスクによるメイク崩れを防止して、マスクを外しても若々しい印象を手に入れましょう。
(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美祐)
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