仕事納めや忘年会に忙殺されて身体の調子を崩しやすい年末年始。特に辛いのが大人の風邪に多い喉の痛みや咳症状。早く抑えたいからお薬を飲む、そんな人も少なくないはず。しかし、ナチュラルライフを好むエイジング世代の女性の中には、長い期間お薬を飲むのに抵抗があるという人も。そこで今回は、辛い喉の痛みや咳を和らげてくれるハーブティーをご紹介します。
■強い抗菌力を持つ「タイム」
ハーブの中でも最も抗菌力が強いといわれるタイム。精油成分やフラボノイド類が相乗効果を生み、痰を切って辛い咳を抑えてくれます。安全性が高いので、子どもに多い百日咳やカタル症状にも使用できます。はちみつなどで甘みを加えると、飲みやすさが増してGOOD 。
■粘膜を保護してくれる「マシュマロウ」
天然の粘液質を多く含むので、空咳や咽頭炎、気管支炎、胃腸炎、口腔炎などで痛んだ粘膜を優しく保護してくれます。根っこの硬い部分を使用するため、ハーブティーで飲むときは熱湯で数分煮出すと成分が溶け出て効果もアップ。
■ストレス性の咳にも◎「ヒソップ」
ストレス性の咳にまで対応するハーブとして重宝するヒソップ。風邪やインフルエンザに伴う、鼻づまりや痰のからみなどにも効果的です。また、疲弊した神経を元気づけるトニックのような役割を持つため、心身ともにダウン気味のときは常備して飲みたいもの。ただし、妊娠中の方は使用を避けてくださいね。
「風邪を治す薬はない」と言われています。ならば免疫力を上げて、上手に風邪を乗り切りましょう。これらのハーブはお近くのハーブショップで簡単に手に入りますので、ぜひ試してみてくださいね。1日3〜5回ほどに分けて、こまめに飲むと良いでしょう。
(ホリスティックビューティインストラクターEriko)
【関連記事】
・看護師が伝授「疲れたらエナジードリンク代わりになる飲み物」3つ
【参考】
※林真一郎著(2010)『メディカルハーブの事典』(東京堂出版)
※リエコ・大島・バークレー著(2013)『英国流メディカルハーブ』(説話社)