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老け見えを招く40・50代のNGハイライト5つ&正解の入れ方

メイクアップアドバイザー
伊早坂美裕

メイクでハイライトを入れる際には、ネットやSNSなどのメイク法を参考にしている方が多いのではないでしょうか。

しかし、紹介されている方法は一般的なもので、40~50代には少しミスマッチな場合があります。良かれと思ってしていたハイライトのメイク法が、実は老け見えにつながっているかもしれません。

NGとOK写真の比較

メイクアップアドバイザーの筆者が、老け見えにつながるNGハイライトと、40~50代におすすめのハイライトの入れ方をご紹介します。

■老け見えにつながるNGハイライト

老け見えにつながるNGハイライト

(1)Tゾーン

ハイライトを入れる箇所として代表的なTゾーンですが、文字通りTの字で入れるのはNGです。

年齢を重ねると顔の肉が痩せて骨ばった印象になりやすいので、Tの字で入れると、立体感を通り越して骨ばった印象を強めてしまう傾向にあります。

また、画像の通りの位置に入れると、眉の上が前に出て見えるので、男性的な印象に仕上がってしまいます。

(2)Cゾーン

Cゾーンにハイライトを入れる方法は、間違いではないのですが、40~50代が気をつけたいポイントはその場所と範囲です。

画像の通り、目の周りを半周ほど囲むように入れることが一般的な方法です。ただし年齢を重ねると、眉頭の下がくぼんで目周りが沈んだ印象になりやすいという特徴があります。また、こめかみも凹んできます。

そのため、画像のような箇所にハイライトを入れると、ハイライトを入れた部分が前に出て見えて、まぶたのくぼみやこめかみの凹みを強調してしまいます。

(3)眉下

眉下にハイライトを入れるのがNGである理由は、Cゾーンと同じ理由です。

まぶたのくぼみを強調してしまう場合があるので、まぶたや目周りのくぼみが気になる方はさけた方がいいでしょう。

(4)上唇の山の上

上唇の山の上にハイライトを入れることで、唇を立体的に見せたり、人中(鼻と口の間)を短く見せたりできて、若見えにつながります。そのため、40~50代にはハイライトが必須の箇所なのですが、入れる場所と範囲に注意が必要です。

お手持ちのハイライトに付属のブラシや、ハイライト兼チークブラシなどのブラシで、画像のように広範囲に入れている方をよく見かけますが、これでは逆に間延びした印象に仕上がり、余計に人中を長く見せてしまいます。

また、汗をかいてテカっているように見えるので、清潔感が失われます。

(5)あご

年齢を重ねるとともに顔は縦に伸びて見える傾向にあり、特に顔の下半分にその傾向がよく見られます。

そのため、あごの広範囲にハイライトを入れると、下唇からあごまでの距離が膨張して長く見え、余計に顔が縦に長く見えてしまいます。そうなると、老けて見える原因につながります。

■40~50代におすすめのハイライトの入れ方

40~50代におすすめのハイライトの入れ方

(1)Tゾーン

曲線的で丸い額は女性らしく見えます。逆に、眉周辺が立体的で前に出ていると男性的に見えます。

そのため、Tゾーンにハイライトを入れる時は、画像のように眉の少し上の位置の中央に楕円形に入れましょう

こうすることで、丸みを帯びた女性的な額を演出できます。そして、眉間はさけて、横から見た時に鼻が一番低くなっている箇所に縦にハイライトを入れましょう

(2)Cゾーン

凹んだ印象のこめかみをふっくら見せることで、若々しい印象になります。Cゾーンはこめかみの方に向かってハイライトを入れるように意識してみましょう。

この時、ハイライトを入れるスタート地点は頬骨です。頬からこめかみに向かってブラシで払うようなイメージで軽く入れてください

(3)眉下(まぶた・眉頭下)

まぶたのくぼみは、目尻よりも目頭側の方がよりくぼんで見えるので、眉頭下にハイライトを入れて前に出すことで、くぼみが軽減して見えます

(4)三角ゾーン

目の下にある「三角ゾーン」は、面積がある程度あり、顔の中心部分にあるため、全体的な印象を左右する重要な箇所です。この部分の肌質が整っていると、肌がきれいに見えたり若々しい印象を与えたりすることができます。

パール感の強いアイテムは、逆に毛穴を目立たせてしまう場合があるのでさけましょう。また、あまり広範囲に入れるとほうれい線が目立ちやすいので、正三角形に近い形をイメージしながら、ご自身の顔のバランスを見て入れてくださいね。

(5)鼻根横

鼻根横、または目頭から数ミリはなれた箇所にハイライトを入れると、暗くなりがちな目元の印象がパッと明るくなります。また、目に生命力がある印象に見せてくれるので、若見えにもつながります。

小さな箇所なので忘れがちですが、40~50代には必須のポイントです。

(6)上唇の山の上

年齢とともに薄くなりがちな唇をふっくらと立体的に見せたいので上唇の山の上にハイライトを入れますが、ポイントは場所と範囲です。上唇の山ギリギリの小範囲に入れましょう。こうすることで唇を立体的に見せることができ、人中が間延びして見えることはありません。

ポイントを絞ってハイライトを入れるので、付属のブラシやハイライト兼チークブラシなどではむずかしいでしょう。アイシャドウブラシを使うか、指に極少量をとってちょんちょんとのせるようにしてみましょう。

(7)あご

あごに入れるのであれば、極小範囲で充分です。

あご先ではなく、横から見た時に一番高くなっている位置に入れるようにしましょう。顔が縦に伸びてきたと感じている方や、面長が気になる方は、無理に入れる必要はありません。

■NGとOK写真の比較

NGとOK写真の比較

鼻のハイライトは、鼻の形によって入れ方にかなりのバリエーションがあるため、今回は鼻根以外の鼻のハイライトは除外しました。ただ、鼻根から鼻先まで一直線に入れてしまうと男性的な印象になってしまうので、そこだけは注意が必要です。

年齢に合ったハイライトの入れ方をマスターして、若々しい印象を手に入れましょう。

(美容ライター/美容ブロガー/メイクアップアドバイザー/DNA栄養学ジュニアアドバイザー/GEN INE認定講師 伊早坂 美祐)

 

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