髪に負担が少ないと注目の「カラートリートメント」。実際のところ、本当に白髪が染まるのか気になりますよね。
ヘアメイクである筆者が、カラートリートメントの特徴やカラートリートメントを使った白髪の染め方をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
■カラートリートメントの特徴を徹底解説
カラートリートメントは、髪に色合いをプラスしてつやとうるおいを与えるもの。徐染性染毛料と呼ばれており、名前の通り繰り返し使用することによって徐々に色素が定着していきます。
トリートメント成分も配合されているので、仕上がりの手触りがいいのが特徴です。
■カラートリートメントの魅力
失敗が少ない
カラートリートメントは元の髪色に自然に馴染む色味で、繰り返し使用することにより色味がしっかり入ります。
1度目の使用で濃く入らないので、初心者でも試しやすいのが特徴です。
頭皮への刺激が少ない
カラートリートメントは、脱色剤が入っていないため低刺激。頭皮が敏感な方でも使いやすいのが嬉しいポイントです。
お風呂に入りながら使用できる
カラートリートメントは、シャンプーした後にトリートメントとして使えます。
放置時間中に身体を洗ったりゆっくり入浴ができるので、忙しい時でも手軽に染めることができます。
塗り方が簡単
ヘアカラーによっては塗り方がむずかしいものもあるなか、カラートリートメントは手のひらにのせて揉み込むだけでいいのが魅力。
トリートメント感覚で染めることができるので、塗り方を気にせず使うことができます。
■ヘアカラーとの違い
ヘアカラーは脱色剤で、地毛の色を明るくして髪の内側までしっかり色を入れるのに対し、カラートリートメントには脱色剤が入っていないため明るさを調整することはできず、主に髪表面に色をつけることで白髪をカバーします。
また、ヘアカラーよりカラートリートメントの方がトリートメント効果が高い場合もあり、セルフカラー初心者でも失敗しにくいという点でも違いがあります。
■白髪が染まるカラートリートメントのコツ5つ
(1)2度塗りする
自然な仕上がりになるカラートリートメントですが、白髪の量によっては染まり方に物足りなさを感じる方もいるかもしれません。そういう方こそ試してほしいのが「2度塗り」です。1度目は乾いた髪に、2度目は1回目のヘアカラートリートメントを流してシャンプーした後の仕上げに使うやり方です。
スタイリング剤をつけていると染まりづらくなるので、その場合は軽くシャンプーでスタイリング剤を落とし、ドライヤーで乾かした後に行いましょう。
(2)塗る時に水気が残ってる状態で塗らない
水が滴るくらい髪に水分が残っていると、せっかくのヘアカラートリートメントが水と一緒に流れてしまいます。
シャンプーした後にカラートリートメントを使う場合は、タオルでしっかり水気を拭き取ってから使うようにしましょう。
(3)明るめのカラートリートメントは繰り返し使う
明るめのカラートリートメントは配合されている染料が薄いため、人によっては仕上がりに物足りなさを感じることがあります。1回目の仕上がりで物足りない場合は、毎日使い続けることで色がだんだんと定着していきます。
ただ、カラートリートメントもヘアカラーと同じで時間を置いて流さないといけないので、毎日やるのはむずかしいという方は希望の色味より少し暗めのものを選ぶことがおすすめです。
(4)仕上げにコームで髪をとかす
手で揉み込むだけでも十分に染まりますが、慣れていないと色ムラになる場合もあります。
どこまで揉み込んでいいかわからない方は、仕上げにコームで髪をとかすと均等にカラートリートメントをのせることができます。
(5)放置時間は長め
ヘアカラーと同じで、放置時間が短いと色の定着が弱まります。ちゃんと塗っているのに染まりが悪い時は、説明書に書いてある放置時間が守れているかチェックしてみてください。
時間を守っても染まりが悪い場合は、選んだ色が明るすぎていたり塗る前の髪がぬれすぎている場合もあるので、その点も確認してみてください。
カラートリートメントは初心者でも失敗しにくいカラー剤です。美容室に行く時間がない時のセルフカラーとしておすすめなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)
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