さまざまな商品が出ている「ご飯のお供」を、ストックしているという人も多いですよね。
ベジ活アドバイザーの筆者が、アンチエイジング効果を狙うご飯のお供をご紹介します。スーパーやコンビニなどで手に入れやすいものを厳選しましたので、お気軽にお試しください。
■40・50代におすすめ!アンチエイジング効果を狙うご飯のお供4つ
(1)なめ茸おろし
なめ茸は、エノキタケを醤油や砂糖で甘辛く味付けしたものです。腸内環境を整えて食後血糖値の上昇を抑制する「食物繊維」や、主に糖質の代謝を助ける「ビタミンB1」、「カルシウム」や「マグネシウム」「鉄」などのミネラル分が含まれています。
ダイコンにはなめ茸にはない「ビタミンC」が含まれており、なめ茸に含まれる「鉄」の吸収率を高めます。
鉄は「コラーゲン」の合成に関与する栄養素です。コラーゲンは骨の質をよくするために大切な栄養素で、減少すると骨粗しょう症を招きやすくなることが明らかになってきました。
つやプラ世代は、なめ茸にダイコンおろしを加えるといいですね。
(2)納豆
納豆には、女性ホルモンの一つであるエストロゲンとよく似た働きをする「大豆イソフラボン」が含まれています。大豆イソフラボンは、エストロゲン過不足を調整する働きがあります。
肌のハリや弾力低下などを招く要因の一つとして、エストロゲン分泌の減少が挙げられます。なので、納豆は若々しい肌作りの手助けになりますね。
老化の原因の一つに糖化も挙げられますが、急激な血糖値の上昇を抑制することは糖化対策となります。ご飯を単体で食べるよりも、納豆と一緒に食べた方が血糖値の上昇を抑制するということがわかっています。納豆を加えて糖化対策も一緒にできるといいですね。
(3)海苔の佃煮
海苔には、すぐれた抗酸化作用をもつ「β‐カロテン」が含まれており、老化の原因となる活性酸素除去に役立ちます。女性にとって不足しがちなミネラルである「鉄」や「カルシウム」も含まれていることもポイントです。
佃煮は通常の海苔とは異なり塩分も多く含まれているので、食べ過ぎはNGです。適量を食べるようにしてください。
(4)ぬか漬け
米ぬかを発酵させてつくるぬか床に野菜を漬け込んでつくるぬか漬けは、生野菜と比較すると、代謝を助ける「ビタミンB群(ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6)」や「カリウム」「カルシウム」などのミネラルの栄養素の量が増加することがわかっています。善玉菌の増加に役立つ「乳酸菌」も含まれており、つやプラ世代の腸活におすすめです。
塩分が含まれているので、食べすぎに気をつけながら活用するといいですね。
40・50代におすすめのご飯のお供をご紹介しました。身近なものばかりですので、無理なく加えてみましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※骨粗しょう症の原因 – 武田薬品工業
※コラーゲンって?美容や健康維持に必須の栄養素!働きと摂り方を徹底解説 – 大正製薬
※大根おろし – カロリーSlism
※なめたけ – カロリーSlism
※イソフラボン – わかさ生活
※お肌の老化を誘発する「糖化」の原因・対策や血糖値との関係を解説 – 再春館製薬所
※納豆が食後血糖値の上昇を抑制 – ミツカン
※のり – わかさ生活
※ぬか漬けの栄養素について【JAコラム】 – JA北越後