7月後半に入り、そろそろ夏の疲れが肌に出始める頃。今年の夏の肌疲れは、ちょっと違うなと感じている人もいるのではないでしょうか。
最近は、「肌がヒリヒリする」という声を聞くことが多くなりました。年齢を重ねた肌に起こりやすい「ヒリヒリ」は、放置すると老化が加速することもあります。
肌育美容家の筆者が、気になるヒリヒリの原因とヒリヒリ肌対策方法をご紹介します。
■ヒリヒリは肌からのヘルプ信号!放置せずにお手入れを
実は、ヒリヒリ感は肌が正常に機能しているとも考えられます。ヒリヒリは、肌からヘルプ信号が出ている証拠。何も感じない方が、逆に大きなトラブルにつながる場合もあります。
ヒリヒリを感じたらきちんとケアをして、大ごとになる前に対策をしましょう。
■ヒリヒリの原因を見極めることが大切
最近は、冬の乾燥するときにだけ出現していたヒリヒリ感を、夏でも感じる人が増えています。マスク生活で摩擦を常に繰り返していることが、ベースになっているのかもしれません。
弱くなった肌に、「紫外線」「皮脂分泌の過多」「乾燥」「摩擦」「汗負け」などが重なって、ヒリヒリ感を増幅させている可能性もあります。
■ヒリヒリの種類とその対策方法
紫外線によるヒリヒリ
紫外線の「UV-B」を浴びた肌は赤くなり、炎症を起こすためヒリヒリを感じます。これは軽度のヤケドと同じような状態です。まずは、保冷剤やぬれタオルなどで肌を冷やすことが大切です。
スプレータイプの温泉水や、ミスト化粧水で肌表面の温度を下げてもOKです。その後、CICAエキスや鎮静効果のあるスキンケアをするようにしてください。
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アベンヌ ウオーター/アベンヌ
アベンヌ温泉水100%のスプレーが、肌の熱さを抑えてくれます。小さいサイズもあるので携帯にも便利です。
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乾燥によるヒリヒリ
夏はあまり乾燥しないと思いがちですが、マスクのなかにこもった湿気はマスクを外した途端に蒸散し、肌に必要な水分までも奪ってしまいます。1日に何度もそれを繰り返した肌は、砂漠のような乾燥を招いている場合があります。
夏はベタつくのが嫌なあまり、スキンケアを化粧水までですませていませんか? スキンケアの最後にフタをしないと、せっかく整えた水分が逃げてしまいます。
夏の間は重いテクスチャーが苦手なら、保湿力の高いオールインワンジェルでベタつかないケアをしましょう。
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ヘパトリート 薬用オールインワンジェル/ゼトックスタイル
水分保持力の高いヘパリン類似物質配合で、乾燥しがちな肌を落ち着かせてくれます。オールインワンジェルなので、1本でお手入れが終了するのも魅力です。
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摩擦によるヒリヒリ
毎日マスクをすることで起こる摩擦。何年も続く摩擦は、肌にダメージを与えています。日常生活では、とにかく摩擦をさけることが先決です。
知らず知らずのうちに、洗顔後タオルでゴシゴシ拭いていませんか? 朝・晩の洗顔時に使い捨てのコットンタオルを使ってみるのもひとつの方法です。
そっと押さえるように、水分だけをコットンタオルに移してください。そのまま洗面台の掃除にも使える便利なアイテムです。
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コットンティッシュ/Winner
100%コットンの使い捨てコットンタオル。ぬれても破れない丈夫さが魅力です。クレンジングやローションパックにも使えます。
(100枚入り 3つセット税込価格1,940円(筆者購入価格))
■老化を招く!?慢性的な炎症に気をつけて
ヒリヒリ感は、肌が炎症トラブルを起こしているサインです。そのまま放置しておくと、慢性的に炎症が続き、肌老化につながります。
紫外線はシミやシワを招き、乾燥は小ジワやたるみ、皮脂分泌過多は毛穴の広がりを招きます。ヒリヒリ感になる前の痒みも、実は軽度な炎症の一種な場合があるので毎日の肌状態を注意してください。
毎日の習慣がヒリヒリを招き、肌老化を加速させているかもしれません。基本的な対策で酷くなる前に先回りケアをして、攻めの美容はヒリヒリが治まってから行うようにしてください。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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