忙しい朝のメイクは、なるべく短い時間ですませたいもの。
ですが、乾燥しやすい時期に手抜きをすると、粉をふいたり、ほうれい線にファンデーションが溜まったりと、余計に老けて見えてしまいます。
肌育美容家の筆者が、老け見え肌を加速させないベースメイク術をご紹介します。
■40・50代のベースメイクに手抜きは厳禁
ハリや弾力が低下する40・50代の肌は、スキンケアとベースメイクでしっかり保湿し、ツヤ感を出すことが若見えのカギとなります。
毎日手抜きをしていると、乾燥が進み、毛穴が開いてしまう場合があります。また、乾燥を補おうと過剰に皮脂が出ると、肌のコンディション悪化を招く場合もあります。
朝のスキンケアとベースメイクの工程をひとつひとつ見直して、くすまない肌づくりを心がけましょう。
■老け肌を加速させないベースメイク術
(1)仕込みが大切!下地こそ丁寧に
40・50代こそ、下地での仕込みが大切です。
最近では、美容液仕立てのものや日焼け止め効果のあるもの、肌のトーンを補正してくれるものなど、機能性の高い下地がそろっています。自分に合った下地を選んでください。
下地には、上に重ねるファンデーションとの密着性を高め、モチをよくする効果もあります。また、ファンデーションの毛穴落ち予防にもなりますよ。
下地の塗り方
顔に下地を5点置きして、全体に広げます。広げた後に、指でトントンと肌になじませることがコツです。
特に、目の下の三角ゾーンや小鼻の周りは塗り残さないよう、丁寧にタッピングしてください。
️(2)ファンデーションは、クッションタイプがおすすめ
乾燥時期のファンデーションは、クッションタイプがおすすめ。
「クッションファンデーションは若い人が使うものでは?」と敬遠しがちですが、塗り方さえマスターすれば、薄づきでツヤ感を出すことができます。
クッションファンデーションの塗り方
付属のパフをクッションに押し込みます。力を入れすぎると、多くついてしまうので軽い圧でOK。
頬の広い位置からこめかみに向かって、スタンプを押すようにのせていきます。同じ場所に何度もつけないように気をつけてください。
額、あご下も同じように塗っていきます。目元や小鼻の周りは、パフを二つ折りにして埋め込むように塗ってください。
ポイントは、最初にパフにつけたファンデーションだけですませること。何度もパフにファンデーションをとって肌に重ねると、厚塗り感が出てしまうので注意しましょう。
(3)コンシーラーで、アラを隠す
シミやクマが気になる時は、コンシーラーでカモフラージュしましょう。朝の忙しい時間なので、気になる部分だけ隠すことができれば十分です。
オレンジのコンシーラーを使えば、血色良く見せることができます。
コンシーラーの塗り方
クッションファンデーションを塗った後の肌には、クリームタイプのコンシーラーがおすすめです。
指で少量のコンシーラーをとり、トントンと肌になじませて周りの肌と境目をなくすようにしてください。
チークのような効果もあるため、顔全体が明るく見えます。
(4)仕上げのパウダーこそが、1日のメイクを左右する
皮脂を吸収してメイク崩れを防ぐには、仕上げのパウダーが欠かせません。
トーンアップしたい時には「ピンクベージュ系」、ファンデーションの色を活かしたい時には「ルーセント」、透明感を出したい時には「ラベンダー系」を使ってください。
パウダーの塗り方
パフを使って顔に広げるのはNGです。せっかく下地とファンデーションで立体感を出したのに、全体的に平たく見えてしまいます。
大きめのブラシにパウダーを含ませて、Tゾーン、頬、小鼻の周り、あご先部分にササっと払うようにしてつけましょう。
これは、上記3つのステップをキープするための大切な工程です。
今までパウダーファンデーションやBBクリームのみで終わりにしていた方は、少し面倒と思うかもしれません。ですが、慣れると、この4ステップは10分ほどで終了します。
うるおいとツヤ感が、夕方まで持続しますよ。
老け肌にならないように、手間を惜しまず試してみてくださいね。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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