手のアンチエイジングといえば保湿。でも「保湿してパックしましょう!」では一般的。ハンドクリームを塗る程度ではなく、たまにはプロが実践しているハンドケアをしてみましょう。お風呂上りに行うのがいいタイミングですが、出先や家事中でもできるスペシャルハンドケアを5つご紹介します。
1.爪ツボマッサージで冷え取り&免疫力UP
血液の折り返し地点である指先は、血液が十分に行き届かず末端冷えで悩む女性も多いはず。とくに足先は末梢神経で体の部位と繋がっているため、指圧マッサージをしてあげることが大切です。と同時に手も足と同様、体全体のツボの位置を表しています。とくに爪の横には免疫力を高めるツボがあります。冷え性改善には指の付け根にあるツボがありますので、1日数回強めに押してあげましょう! ただし、お年寄りや妊婦さん、体調が悪い時はリラックス程度の軽めの力で止めておきましょう。
2.いつでも保湿!ハンドクリームの前にハンドスプレー
ハンドケアといえばハンドクリームを思いうかべますが、保湿を求めるなら実はそれでは物足りない。顔のスキンケアには、洗顔して化粧水をして美容液、クリーム……。場合によってはスクラブを入れたりする日もありますよね。ハンドもスキンケアやボディケアと同じに行うとさらに保湿が高まります。手を洗った後は、ハンドに保湿水をつけてからクリームやオイルでカバーしていきましょう。保湿水には通常の化粧水でもいいのですが、化粧水の減りが気になる方は精製水で1:1の割合で割っていただいても大丈夫です。スプレーボトルに入れ替えれば、出先でも使えて便利ですよ。
3.深いシワにはアイクリーム!
紫外線で手がシワシワに! とくに注意すべきは指先。シワやささくれが入っていませんか。指先はネイルなどでもダメージを受けやすい場所ですよね、乾燥すると一気に老けを感じ出してしまいますよ。指先は目元とよく似ていると言われているので、ダメージが大きい場合はハンドクリームではなく、目元用のアイクリームをたっぷりと使います。上からラップでフタをして、5分ほど置きます。ラップを外して、ラップについたアイクリームは手全体に伸ばして無駄なく使いましょう。
4.指先のカサカサにはコットン手袋で就寝
夏は気にならなかった手も秋から冬にかけては乾燥する空気に触れることが多いため、ハンドクリームを塗る機会が増えますね。そんな季節は、週に1回はスペシャルケアをしてみませんか? 寝るとき、手にフィットするコットン手袋かシルク手袋をはめて、手先はクリームや美容液、オイルなどを塗って寝るだけです。1回でも効果や違いが実感できますよ。
5.食器洗いや水仕事の最中にも!
そして、普段の家事仕事でもハンドケアは抜かりなく! 食器洗いや水仕事をする前に、ハンドにオリーブオイル(保湿性のあるオイルを使用)を塗って手首のしまった手袋で洗います。それだけでスペシャルパックになりますよ。
手のエイジングケアってパーツやシーンによっては皮膚を守り、手荒れを防ぐという面ではとても重要ですよね。この秋はパーツモデルのような手先を目指して、もう一歩踏み込んだハンドケアをして、指先のおしゃれを楽しみましょう。
(ビューティー&ヘルスライター 町山町子)
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