誕生日やパーティーなどのお祝いの席で飲むことが多いのが、シャンパンやスパークリングワインといったお酒です。美味しいのはもちろんですが、色合いがよく、見た目にも楽しめます。まさに特別な日に相応しい飲みもの。値段も高いものなので、ガブガブと量を飲むよりは、雰囲気を楽しんでゆっくり味わいたいですよね。そこで今回は、料理研究家の筆者が「シャンパンを華やかに美味しく飲む方法」をご紹介します。
■1:コルクを乾燥させないよう寝かせて保存
シャンパンはデリケートなお酒なので、保存の仕方が大きく味を左右します。保存するのであれば、コルクを乾燥させないようにすること。コルクが乾燥すると空気が入って味が落ちるからです。ビンを横に寝かし、乾燥を防いでください。
■2:甘口と辛口で飲む温度を変えて
シャンパンは甘口と辛口とで、美味しく感じる温度が違います。甘口はキリッと冷やして4度ぐらい。辛口は冷やしすぎず6~8度ぐらいが、一番美味しいとされています。ワインクーラーなどを使って、温度を保ちながら飲むといいでしょう。
■3:シャンパングラスでキレイな泡立ちを
シャンパングラスがないからといって、カップなどを使うのはもったいない飲み方です。シャンパングラスの底には小さな傷があり、キレイに泡立つよう工夫されています。味だけでなく、目で楽しみながら飲んでください。
■4:グラスの6分目程度まで注ぐ
グラスに注ぐ際は、6分目ぐらいまで入れるようにしてください。これは美味しい温度で飲み切れる量だからです。飲むときも、スティムと呼ばれるグラスの柄の部分を持つこと。こうすることで手から体温が伝わらず、温度を保ちながら飲むことができます。
いかがでしたか? 言葉や仕草などで育ちのよし悪しがわかることを「お里が知れる」といいますが、シャンパンの飲み方でもそれは伝わります。できるだけ美しく、上品に飲みたいものですね。
(料理研究家 オガワチエコ)
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