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シャキシャキ!「レンコン」を美味しく食べるための手順

台湾料理研究家
小河 知惠子

レンコンは、穴が開いたその形から「先が見通せる」ということで、縁起物として用いられます。形もさることながら、食べるとシャキッとして歯ごたえもよく、多くの人に好まれます。ただし、レンコンはアクがあって変色しやすい性質があるため、調理には少し工夫が必要です。そこで今回は、料理研究家の筆者が「レンコンを美味しく食べるための手順」をご紹介します。

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■1:いいレンコンの選び方

レンコンの旬は11月から2月ごろ。選び方としては、表面に傷がなく、ツヤのあるものが新鮮さの目安になります。ずっしりと重いものは水分をよく含んでいるので、手に取って確かめてみてください。

■2:酢水に浸けてアクを抜く

レンコンは変色しやすく、空気に触れると黒ずんでいきます。ですから、切って皮をむいたあとは、少々酢を加えた水に浸けてください。こうすることで変色を防ぎ、アク抜きの効果も得られます。

■3:調理の際の加熱は控えめに

レンコンはデンプン質が多いので、長時間加熱するとシャキッとした食感が失われ、歯ごたえが悪くなります。穴が開いていて火が通りやすいので、ほかの食材と一緒に加熱する際は、最後に入れるといいでしょう。逆にホクホクとした食感が好みであれば、よく加熱してもいいですね。

■4:すってつなぎに使っても

ハンバーグなどを作る際に、すったレンコンをつなぎとして使うこともできます。でんぷんを含んでいて粘りがあるので、加熱するともっちりとした食感に仕上がります。

■5:空気に触れさせないように保存する

レンコンは乾燥に弱い性質があります。切ってあるものは、ラップで隙間なく包んで冷蔵庫へ。切っていないものであれば、濡れた新聞紙に包んで冷蔵庫で保存すると長持ちします。それでも保つのは1~2週間ぐらいでしょう。

いかがでしたか? レンコンはちょうど今が旬の時期です。調理次第で食感もシャキッとしたり、ホクホクしたりといろいろ楽しめます。見た目もおもしろいので、子どもにも好まれる食材です。いろいろ使って試してみてください。
(料理研究家 オガワチエコ)

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