スーパーでもたくさんの種類が扱われているオリーブオイル。最近では、国産の小豆島のオリーブオイルも人気ですね。ここ数年人気が高まってきたため、近年栽培が始まったように感じますが、実はその歴史は古く、明治40年から100年以上にわたりオリーブを栽培しているのだそうです。たゆまぬ努力と研究をかさねた小豆島のオリーブオイルは、味だけでなく環境にもやさしいオリーブオイルです。
■オリーブオイルの魅力2つ
(1)ダイエットに
オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は小腸で吸収されにくいため、腸内で膜のように広がり、糖や脂肪の吸収を穏やかにする働きがあります。また、腸のぜん動運動をうながす働きもあるため、便秘の解消もサポートします。
(2)アンチエイジングに
オリーブオイルを食べた時に感じるピリリとした辛味は、ポリフェノールの味です。オリーブオイルに含まれるポリフェノールは、抗酸化力だけでなく、シミの元となるメラニンの生成を抑える働きや、コラーゲンの生成をうながす働きもあるといわれていて、アンチエイジングに◎。
■小豆島オリーブオイルのスゴイところ2つ
(1)鮮度が高い
オリーブオイルは、オリーブの実から抽出されたオイルです。そのため、実が収穫されてからオイルとしてビンに詰められるまでのスピードが、オリーブオイルの味や香りなどの鮮度に関わります。小豆島では、それぞれの生産者が小型搾油機を導入し、オリーブが新鮮なうちに搾油してるため、鮮度の高い上質のオリーブオイルを作ることができるのだそうです。
(2)環境にやさしい
小豆島では、搾油後の実や水分、葉も有効活用されています。搾油後の実や葉は飼料として再活用され、オリーブ入りのエサで育ったオリーブ牛やオリーブハマチはとても人気なのだそうです。オリーブのポリフェノールはオイルにも含まれていますが、オイルを抽出する際にでた水分にもたくさんふくまれています。ポリフェノールがたっぷり含まれた水分は、食品や化粧品に有効活用され、オリーブをあますところなく大切に扱われています。
高品質で環境にやさしいオリーブオイル。食べものを大切に感謝していただく気持ちのあふれたオリーブオイルを、一度味わってみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)
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