コートを手離せる春がやってきました。メイクやファッションも鮮やかに彩りたくなるこの頃ですが、春はお肌の調子や自律神経のバランスが乱れる季節でもあることをご存知でしょうか。
そこで今回は、ホリスティックビューティインストラクターの筆者が、一番調子を崩しやすい40代、50代へ、この季節に飲みたい和の美容茶を3つご紹介します。
■春のスキマ時間に飲みたい「和の美容茶」3選
春は紫外線量が増え、花粉などの細かい微粒子が飛び交うため、お肌への刺激が強くなります。また、朝晩の気温差が激しいため、風邪を引いたり集中力が落ちてしまったりと、生活リズムの乱れが心身に大きな影響を及ぼすこともあります。
そんな時は、「和の美容茶」を飲みましょう。
(1)よもぎ茶
よもぎは、日本各地に自生している代表的な薬草です。春は葉を混ぜたよもぎ餅も、和菓子屋に並ぶ季節ですよね。
ビタミンやミネラル、デトックス効果の高い「クロロフィル」を多く含むことで、日本では古くから美容茶として根付いています。強い葉の香りとさっぱりとした苦味は、まさに春を象徴する風味です。
1番栄養価が高くなる旬の時期によもぎ茶を飲むことで、そのエネルギーを余すところなくとり入れることができます。1日の始まりである朝を、ノンカフェインの薬草茶で始めてみてはいかがでしょうか。
(2)黒豆茶
女性ホルモンの分泌が減少し、心身にさまざまなトラブルが発生しやすい40代、50代がとり入れるべきは、なんといっても「抗酸化成分」です。
黒豆茶には、生活習慣病を予防するといわれる「アントシアニン」や女性ホルモンの一種である「エストロゲン」と似た働きを持つ「イソフラボン」が多く含まれるため、うれしい美容効果が期待できます。
青々しい草花の風味が強いハーブティーとは異なる、香ばしい香りと飽きのこない飲み心地がクセになります。毎日飲むお茶として常備しておきたいですね。
(3)煎茶
新芽が顔を出し始めるのが3月、そして5月に新茶の登場となります。太陽をたっぷり浴びて育った煎茶は、はじけるような春のエネルギーが詰め込まれており、自律神経のバランスが乱れて元気が出ない日に飲みたいお茶です。
さらに、強力な抗酸化成分である「カテキン」により、健康美容効果も期待できます。ほどよい渋みと甘みがミックスされ、後味も爽やかで朝の目覚めにもぴったりのお茶です。
自分に合った美容茶を見つけるための参考にしてください。
(ホリスティックビューティインストラクター 三浦絵里子)
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