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山菜のアンチエイジング効果って?旬の山菜パワーまとめ


橋場愛

春になると山の緑が芽吹き、山菜の季節が訪れます。1年を通して、春の山菜を楽しみにしている方も多いでしょう。

見た目は少し地味ですが、山菜には、アンチエイジングに効果的な栄養素がたっぷり詰まっているのをご存知ですか?

山菜のアンチエイジング効果って?旬の山菜パワーまとめ

今回は、管理栄養士の筆者が、山菜のアンチエイジング効果や下処理方法、保存方法をご紹介します。

■山菜のアンチエイジング効果とは

山菜のアンチエイジング効果とは

春の山菜は、ふきのとう、たらの芽、こごみ、わらび、ぜんまい、うどなどが代表的です。この中から、特にアンチエイジング効果が期待できる、「ふきのとう」「たらの芽」「こごみ」についてご紹介します。

(1)ふきのとう

春の訪れとともに芽吹く「ふきのとう」は、独特な香りとほろ苦さが人気です。

「カリウム」が豊富に含まれており、むくみ解消に役立ちます。また、ふきのとう独特の苦みの正体は、「ポリフェノール」です。ポリフェノールには抗酸化作用があり、アンチエイジングにピッタリです。

(2)たらの芽

たらの木の新芽である、「たらの芽」は、ほのかな苦みと爽やかな香りが楽しめます。たらの芽は人気の高い山菜で、山菜の王様と呼ばれることもあります。

たらの芽には、「β-カロテン」「ビタミンE」「カリウム」「食物繊維」が含まれています。

β-カロテンは抗酸化作用と免疫増強に役立ちます。また、ビタミンEにも抗酸化作用があります。ビタミンEは冷えからくる肌トラブルの改善や女性ホルモンの分泌を調整したりする働きがあり、女性に嬉しい栄養素です。食物繊維は便秘解消や腸内環境を整える働きがあります。

(3)こごみ

こごみはぜんまいに似た形をしていますが、実は別の種類でぜんまいよりも鮮やかな緑色をしています。クセがなくやさしい歯ざわりが特徴です。

「β-カロテン」「葉酸」「食物繊維」が多く含まれています。葉酸はDNAなどの核酸を合成するのに必要な栄養素です。さらに、「ビタミンB12」とともに血液をつくる働きがあるため、不足すると貧血症状が見られます。

■山菜の下処理方法

(1)山菜はアク抜きが必要

山菜はアクが強いものが多く、アク抜きをした方が美味しくいただけます。

わらびとぜんまいはアクが強いため、重曹か灰を用いてアク抜きをしましょう。その他の山菜は、10分程度水につけておくとアク抜きが完了します。

(2)それぞれの下処理方法

ふきのとう

ふきのとうは洗って汚れを落とし、根元を切ります。外側も汚れている部分があれば数枚剥がしましょう。

たらの芽

たらの芽は、洗ってから根元の茶色い部分を切り落とします。根元の周りについているハカマも包丁でそぎ落としましょう。

こごみ

こごみは、洗ってから根元1cmの部分を切り落とします。先端についている茶色い部分は、剥がさなくても大丈夫です。

■山菜の保存方法

どの山菜もアクが強いものが多いため、日がたつほどえぐみが強くなってしまいます。

ふきのとう

アクが強いため、長くても1~2日で食べきりましょう。冷凍する場合は、下茹でをした状態で保存します。

たらの芽

風味を楽しむ食材のため、長くても3日程度で食べきりましょう。新聞紙かビニール袋で包み、野菜室で保存します。冷凍保存をする場合は、固めに茹でて水気を切ってから冷凍しましょう。

こごみ

アクが少ないため、他の山菜に比べて日持ちしますが、3~4日程度で食べきりましょう。乾燥に弱いため、穴を空けたビニール袋か新聞紙で包んで、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。

山菜は生命力の強い植物です。アンチエイジングに効果的な栄養素がたくさん含まれています。肌荒れや体調不良を起こしやすい春に山菜を食べることは、理にかなっているといえるでしょう。

旬を感じながら美味しく食べて、身体の中からきれいになりましょう。

(管理栄養士 橋場愛
管理栄養士の資格を持つ、2歳の男の子のママ。管理栄養士の観点から、ためになる記事を発信。)

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