梅雨時期になると、ちゃんと髪の毛をセットしても、ジメジメした湿気や汗のせいで、「時間が経つと、まとまらない」ということが増えますよね。
今回は、美容師として長年活躍してきた筆者が、梅雨時期にやりがちなNGスタイリング法を5つ紹介します。
■梅雨時期にやりがちなNGスタイリング法5つ
(1)髪の毛を結ぶから「スタイリング剤」をつけない
「結んでしまえば髪の毛が広がらない」と安心しがちですが、この時期の髪質は、外気の水分を吸収しやすい状態にあります。そのため、まとめ髪にしても髪の毛が変にうねって、きれいに見えづらくなります。
まとめ髪にする時でも、軽めのスタイリング剤か、洗い流さないトリートメントをつけるようにしましょう。
(2)乾かす時に「洗い流さないトリートメント」をつけない
髪の毛は外気の汚れや紫外線、ヘアカラーなどによりダメージを受けています。ダメージをうけた髪の毛は乾燥肌と同じで、栄養や水分を中に閉じ込める力が弱くなっています。
そのため、湿気が多いこの時期は、外気の水分をたくさん吸収して、髪の毛が広がってしまいます。
髪の毛を洗ったあとは、そのまま乾かすのではなく、ダメージの補修をして、栄養を与えてくれる「洗い流さないトリートメント」をつけることをおすすめします。
(3)コテで巻く時に「巻き髪スタイリング剤」を使わない
コテでいくら綺麗に巻いても、湿気や汗のため、セットは長持ちしづらくなっています。梅雨の時期ほど、コテで巻く前に「巻き髪スタイリング剤」をつけることが大切です。
この時期に出ている巻き髪スタイリング剤は、湿気や汗から髪の毛を守ってくれるものや、ダメージ補修、UVケアをしてくれるものなど、梅雨対策のアイテムがそろっていますので、ぜひチェックしてみてください。
(4)「重めのワックス」を使う
「梅雨時期になると、いつも使っているワックスで髪をセットすると、なぜか思うような仕上がりにならない」ということは結構多いと思います。
特に、セット力が強いワックスは重いものが多いので、髪の毛がワックスの重さでペタンとしてしまいがちです。梅雨時期には、軽めのワックスを使いましょう。
ミルキーワックスやムースワックスがおすすめです。
(5)「スプレー」は固まるからつけない
スプレーは、ワックスをつけた上からさらにセット力を強めるために使ったり、スプレー単品で使ったりします。
「スプレーは固まるから好きじゃない」というイメージを持つ方も多いですが、スタイリング剤の中でも軽くてセット力があるので、梅雨時期こそおすすめのスタイリング剤です。
最近は、ワックスのように何回触ってもスタイリングができるスプレーワックスや、梅雨時期でもスタイリングを長持ちさせるスプレーなどバリエーションが豊富ですので、試してみてはいかがでしょうか?
ヘアセットをスタイルキープするには、「髪の毛を湿気や汗から守ってあげること」が大切です。自分好みのスタイリング剤をみつけて、ラクに梅雨を乗り越えましょう。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3)
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