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保湿の努力が水の泡!?うっかりやりがち「NG乾燥対策」4つ

美容研究家
遠藤幸子

プロフィール画像(遠藤さん)

乾燥の気になる季節。効果のありそうな数多くの美容法を試す人が多いのではないでしょうか。しかし中には逆効果をもたらす可能性がある方法も…。そこで、今回はついやりがちなNG乾燥対策についてご紹介します。

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■やってしまいがちなNG乾燥対策

(1)喉が渇いたときだけ水分摂取

肌の乾燥はスキンケアだけで解決できるものではないと言われています。身体の約60%が水分であることを考えてみても、潤って健やかな肌を育むためには充分な摂取が必須。しかし1度に大量摂取しても吸収できず、逆に体内の電解質バランスを崩し、体調不良を引き起こす可能性があるとも言われています。ですから、水分は喉が渇く前に回数を分け、少しずつ摂るのが大切です。

 

(2)オフィスではミストローションを愛用

乾燥の解消に大切なのは、水分と油分をバランスよく補うこと。そのため、乾燥の気になるオフィスで頻繁にミスト状のローションを吹きかけるという乾燥対策はNG。乾いた肌に水分だけ与えても蒸発し、かえって肌の乾燥をまねく可能性大! 日中乾燥が気になる場合には乳液や美容液(油分を含んだもの)を取り入れ、保湿することをおすすめします。

 

(3)年中同じアイテムで「やりすぎ」角質ケア

角質ケアは必要な潤いまで奪ってしまうという考え方もあります。しかし角質ケアを怠り角質肥大で硬くなった肌はアイテムがしっかりと浸透しないばかりか、ターンオーバーがスムーズに行われない一因になる可能性も。ターンオーバーがスムーズに行われなくなると、シミやしわ、たるみなどのエイジングサインをまねく要因にもなるため要注意! そこで、季節や肌の状態に合わせてアイテムを変えながら行うのがおすすめ。低刺激のふき取りタイプやクレイは、乾燥の気になる季節に最適。また、日常的に手ぬぐい洗顔(手ぬぐいで固形石鹸を泡立て、肌をぬぐうようにメイクを落とす美容法)によるピーリングも効果的です。

 

(4)スペシャルケアを毎日行う

毎日シートマスクなどスペシャルケアを行う人がいますが、これも残念ながらNG。毎日のスペシャルケアは肌を甘やかすことになり、肌本来の保湿機能やバリア機能などを衰えさせるとも言われています。週に1〜2度に留めるほか、クレンジングに一切アイテムを使用しない「肌断食日」を週1度取り入れるのも、乾燥を緩和させるための有効な手段と言えます。

ぜひ参考に、明日からの美活に役立ててくださいね。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)

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【参考】
※小林ひろ美著(2011)『お肌の悩みオール解決!小林ひろ美のすべてがつまった美肌図鑑』(ワニブックス)
効率的な水分補給 – 大塚製薬

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