皮膚にオレンジの皮のような凸凹が見えた場合は、「セルライト」の可能性が高いといえます。特に、太ももやヒップなどの下半身につきやすく、一度ついたらとれにくく厄介です。
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、日常のなかで行いがちな「セルライトができやすい習慣」をご紹介します。
■「セルライト」ができる原因
「セルライト」の主な原因としては、「肥大化した脂肪細胞に圧迫されたリンパや毛細血管の流れが滞り、老廃物が停滞すること」があげられます。
改善策は、巡りを良くして代謝を高め、むくみを解消することです。それには、「適度な運動」「バランスの良い食生活」「丁寧なケア」を心がける必要があります。
■「セルライト」ができるNG習慣
「セルライト」は、身体の巡りが悪くなり冷えてむくんだ時や、バランスの悪い食生活や運動不足でできます。
日常でやりがちな「セルライト」ができるNG習慣を、大きく3つに分けてご紹介します。
冷えによる血行不良を引き起こすNG習慣
(1)冷房の効いている部屋に長時間いる
(2)暑いからといって薄着でいることが多い
(3)お風呂ではバスタブには浸からず、いつもシャワーで済ませる
筋力不足で血流が滞るNG習慣
(1)電車やバスで空席を見つけたら、必ず座る
(2)階段は使わず、エレベーターなどをよく使う
(3)あまり歩かない
(4)運動が嫌い
(5)お風呂ではバスタブには浸からず、いつもシャワーで済ませる
身体がむくむNG習慣
(1)水分摂取の際に、ビールをよく飲む
(2)濃い味付けを好む
※むくみは、筋力不足、冷えによる血行不良からも生じます。
3つに分けてご紹介しましたが、上記の行動が重なり合うことでセルライトを誘発します。その他にも、ストレスを抱えていたり、偏った食生活でもセルライトはできやすくなります。
セルライトの予防は、すっきりとした下半身のラインづくりに不可欠です。セルライトがないと、滑らかな肌触りが保たれますので、ぜひ日常生活の中で心がけてください。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子)
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