秋の味覚も出そろった感のあるこの頃ですが、1年で1番食べ物が美味しく感じられる季節です。そんな背景もあいまって、必要以上の食欲にお悩みの方も多いようですね。
実は、食欲には「嘘」と「本当」の2種類があります。ウエルネス＆ビューティーライターの筆者が、問題の「嘘の食欲」を抑える方法をご紹介します。
■食欲の「嘘」と「本当」とは？
「嘘」の食欲
食べ過ぎて体重が増えてしまう理由に、「嘘」の食欲に惑わされてしまうことがあります。
それは、実際には空腹感を覚えていないのに、なんとなく口寂しくなって、「お腹が空いたような気分」になる状態です。
「本当」の食欲
「本当」の食欲とは、前回の食事から少なくとも5時間以上が経過していて、お腹がグーっとなるなどのはっきりと「食事がしたい」という感覚を覚えることです。
■気分のままに食べることはNG
「お腹が空いたような気分にまかせて、何かを食べる癖」がついてしまうと、身体が出す本当の食欲のサインが感じにくくなってしまいます。そして、「だらだら食い」が習慣となれば、カロリーオーバーすることが増えてしまうでしょう。
まずは、1日3回、規則正しく食事をとる習慣を持ってください。そのうえで感じる食欲は、単なる気のせいで起こっているということを認識しましょう。
■「嘘の食欲」を抑える方法5選
気のせいで起こる食欲は、ちょっとした工夫で抑えることが可能です。食べ物へ傾いている意識を、上手に軌道修正する方法をご紹介します。
(１)水、ハーブティーを1杯飲む
お腹が空いたような気になるのは、水分不足が原因である場合が多いです。まずは、水を1杯飲みましょう。
「食べたい」という思いをやわらげ、ストレス緩和効果が期待できる「ジャスミン」や「ペパーミント」などのハーブティーを飲むこともおすすめです。
(2)ウォーキング、ストレッチを行う
軽い運動も効果があります。
血流がよくなり身体が温まることでリラックスし、食べることから自然に意識が離れていきます。
(3)食欲を抑えるアロマを使う
「エッセンシャルオイル」には、食欲を抑える効果を持つものもあります。
「食べたい」と思う感情に対して働きかける香りの力を使ってみてはいかがでしょう。
食欲をやわらげるルームスプレーのレシピ
材料（作りやすい分量）
・精製水 30ml
・無水エタノール 20ml
・ラベンダー 15滴
作り方
（1）スプレー容器に無水エタノールとラベンダーを入れ、容器をよく振って混ぜ合わせます。
（2）（1）に精製水を加え、さらによく振って混ざったら完成です。
ご使用の際には必ずよく振ってからスプレーしてください。
(4)マッサージで気分をやわらげる
気分からくる突発的な食欲には、気持ちをしずめてリラックスさせるツボ押しのマッサージがおすすめです。オフィスでもできる簡単なメソッドをご紹介します。
食欲をやわらげるツボ押しマッサージのやり方
手のひらの親指のつけ根から生命線に沿ったラインを、「痛いけれど気持ちがいい」という程度の強さで押してください。次第に食べたい気持ちが落ち着いていくでしょう。
(5)食欲安定のための呼吸法
自律神経の乱れを整えて、健やかな食欲をとり戻すための呼吸法があります。いつでもどこでもできますので、ぜひ覚えて、習慣にしてください。
食欲が安定する呼吸法のやり方
（1）お腹をへこませながら静かにゆっくりと息を吸い、十分に吸い込んだところで5秒息を止めます。
（2）お腹をふくらませながら、細く長くゆっくりと息を吐き出していきます。（1）と（2）の動作を2～3セット行います。
「食欲」と「気分」には、とても大きな関係性があります。少し思いとどまって、自分自身について見つめてみることも忘れないでくださいね。
（ウエルネス＆ビューティーライター ユウコ
「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。）
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