濃密できめ細かい「泡」を使った洗顔は、肌をトラブルから守りながら、毛穴の汚れを落としたり、潤い・ハリを取り戻すことのできるスペシャルケアと言われています。ところが、良質な泡を作ることができる人は案外少ないようです。今回は極上の泡をつくる、ちょっとしたポイントをご紹介いたします。
■上質な泡で洗顔するメリット2つ
(1)洗浄力
きめの細かい泡は、肌に乗せると、泡と泡の間で汚れを吸い上げる“毛細管現象”という現象が起こります。つまり、肌をこすることなく汚れを吸い上げ、キレイに落とすことができるということ。きめが細かいほど効果的なので、しっかり泡立てることがポイントです。
(2)肌のダメージ軽減
手は顔よりも皮膚が厚く固いので、薄く柔らかい顔の肌をこするのはトラブルの元。だからこそ弾力のある泡で、手と肌の間にクッションを作れば、ダメージを軽減することができるのです。たっぷりの泡で、なでるように洗顔しましょう。
■濃密な泡立て方法をマスターしよう!
しかし一体、きめ細かい泡とはどの程度のものでしょうか? エステティシャン今野華都子先生の泡立てレシピを参考に、理想の泡づくりをご紹介します。
ステップ1
清潔な手に洗顔料をとり、少量の水を加え、泡立てネットに揉みこみます。
泡立てネットは目の細かいものを使用すると空気とよく混ざり、きめが細かくなります。水の量が多すぎるとゆるい泡になってしまうので、水はごく少量から始め、泡立ちづらくなってきたら、少量ずつ加えていくようにしましょう。
ステップ2
泡の量の目安は、レモン1個分ほど。手のひらに乗せ、斜めにしても落ちない、みっちりした泡ができれば完成です。押してもつぶれない、弾力のある濃密な泡で、顔を優しく覆いながら丁寧に洗顔しましょう。
■大人ニキビに「3分泡パック」
汚れが詰まって黒ずんだ角栓にも、濃密な泡が効果的。固めに作った泡を、黒ずみの気になる場所に乗せて5分おいてふやかし、泡で汚れを浮き上がらせましょう。一か月ほど続けると毛穴の詰まりも解消し、黒ずみがスッキリし始めるのだとか!
良質な泡づくりをマスターすると、その気持ち良さとスッキリとした洗い上がりに驚いてしまうかも! お肌に負担をかけない洗顔を、ぜひ毎日の習慣にしてみてくださいね。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※今野華都子著(2010)『肌が劇的に変わる!「呼吸しながら」3分洗顔』(講談社)
※洗顔バイブル – ユニリーバ