気温と湿度が低下する季節になりました。「朝に保湿ケアをしても、夕方には肌がカサカサしてしまう」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
外出先で乾燥ケアをとり入れるなら、化粧直しのタイミングがベストです。
コスメコンシェルジュの筆者が実践している、「化粧直しの時に行う乾燥対策」をご紹介します。
■老け顔になる?やりがちなNGケア
化粧直しで行っている保湿対策は、やり方次第で逆効果になることもあります。
例えば、ミスト化粧水を吹きかけたまま放置することがそうです。油分でフタをしていない状態では、化粧水の水分とともに肌内部の水分が外に逃げてしまいます。
パウダーファンデーションの使い方に注意
化粧直しに重宝するパウダーファンデーションの使い方にも注意が必要です。油分がほとんど含まれていないパウダーファンデーションをただ重ねて化粧直しをすると、肌の水分を吸い上げて乾燥につながります。
化粧直しでの保湿ケアは、水分だけではなく油分も補うことが必要です。
■つや肌がよみがえる!?化粧直しのついでにできる「乾燥ケア」
化粧直しの際は崩れたメイクを一度落とし、保湿ケアをしながらメイクをし直すときれいに仕上がります。そのために必要なのが、油分を含む乳液や美容液です。
油分は、メイクとなじむ性質があります。
手持ちのスポンジ(コットンでも可)に保湿アイテムを染み込ませ、メイク直しをしたいパーツにそっとなじませましょう。メイクを落とすと同時に油分を補うことができるため、保湿ケアにもつながります。
持ち運びに便利な保湿アイテム
保湿アイテムを持ち歩きたくても、ボトルのまま持ち運ぶのはあまりにも不自然です。そこでおすすめしたいのが、トラベル用に販売されている保湿アイテムです。
トラベル用やトライアル用の「ミニサイズボトル」や、溜め込みがちな「サンプルのパウチ」でも良いでしょう。メイク直しのスポンジと一緒にポーチに収まるので、持ち運びにぴったりです。
また、目元などの細かい部分を直したい時に便利なのが「綿棒」です。綿棒の先端に保湿アイテムをなじませれば、乾燥しがちな目元の保湿ケアや化粧直しが手軽に行えます。
オイルを染み込ませたタイプの綿棒も販売されているので、ドラッグストアやバラエティショップで見かけた際はチェックしてみてください。
一度は完璧に仕上がったメイクなのに、時間が経つとともに肌が粉を吹いてしまうという事態はさけたいものです。この機会に、化粧直しと乾燥ケアが同時に叶う保湿アイテムを試してみてはいかがでしょうか。
(コスメコンシェルジュ/美容ライター 岸田茉麻
日本化粧品検定1級保有。美容部員の経験を生かし美容ライターに転身。コスメのみならず、食生活や生活習慣を含めた美容に役立つ情報を発信中。)
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