年の瀬を迎え、忘年会シーズンがやってきますね。お酒を飲む機会が増えてくると思いますが、空きっ腹に飲むと悪酔いしやすいのは周知の事実です。
悪酔いを抑えるためにも、何か食べながらお酒を飲むように意識されていると思います。しかし、食べながら飲むと逆に酔いがまわってしまうものもあります。
料理研究家の筆者が、悪酔いを促進する居酒屋メニューを3つ紹介します。
■悪酔いを促進する居酒屋メニュー3つ
(1)浅漬け
居酒屋の定番メニューである「浅漬け」は、とりあえず頼んでしまう料理の1つですよね。浅漬けの主な材料である「キュウリ」や「キャベツ」には利尿作用があります。食べすぎると、体内の水分が失われてしまうのです。
さらに、お酒の利尿作用と相まって脱水状態になり、嘔吐してしまう可能性があるので注意しましょう。
(2)おにぎり
お酒の主成分であるエタノールが体内で分解されると、酔いの原因となるアセトアルデヒドが発生します。
「おにぎり」などの炭水化物を摂取するとアセトアルデヒドの発生スピードが速くなってしまい、酔いが回りやすくなるのです。おにぎりと同様にシメの「ラーメン」も我慢しましょう。カロリーだけの問題ではないということですね。
(3)炒り銀杏
独特の風味がたまらない「炒り銀杏」はハマるとやみつきになってしまいますが、実は銀杏には毒素が含まれています。成人でも40個までと言われているので、食べ過ぎには注意しましょう。
さらに、お酒を飲むとアルコールによって身体の解毒機能が低下してしまうので、食べる順番には気をつけたいところです。
いかがでしたか? ご紹介した食べ物をさけて、枝豆や豆腐などの「植物性のタンパク質」を多く含むものを食べるようにしましょう。
お酒を飲むと、アルコールを分解するために体内の「ミネラル」や「ビタミン」が使われます。これらが不足すると悪酔いしやすくなるので、植物性タンパク質で補うことを意識して料理を注文し、お酒を楽しく飲めるように心がけましょう。
(料理研究家 オガワチエコ
雑誌やテレビ、書籍等で活躍中。著書に「彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん」、「おにぎらずの本」泰文堂、「スティックオープンサンドの本」講談社)
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