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エイジング肌も確実保湿!「セラミド」化粧水など配合アイテムの選び方

美容研究家
遠藤幸子

プロフィール画像(遠藤さん)

乾燥にはセラミドなどの保湿有効成分が必要、という考えは一般に浸透してきたように思います。しかし、種類は膨大で、何を基準に選んだらよいのか難しいという声があるのも事実。そこで、今回はセラミドの役割と種類、より高い保湿効果を得るためには、どのような配合コスメを使用すればよいのかについてご紹介します。

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■セラミドの役割

セラミドは人間が元々保持している成分。細胞間脂質の約40%を占め、水分を強力に保持する力などを担っていますが年齢とともに減少し、乾燥の大きな要因になると言われています。経口摂取などで体の中から作り出すことができないとも言われているため、配合コスメで外から補うことが大切と考えられます。

 

■こんなにある!セラミドの種類

セラミドの種類は豊富で、どれでも同様に保湿効果を得られるわけではないよう。そこで、化粧品に配合されているセラミドの種類についてご紹介します。

1.「ビオセラミド」「セレブロシド」などの天然セラミド

天然セラミドは、馬などの動物から抽出されます。人が保持しているセラミドと最も似た構造で、肌に浸透しやすいと言われています。また、使い続けると自身のセラミド生成を促進する効果があると言われており、高価な成分です。

 

2.「植物性セラミド」「コメヌカスフィンゴ糖脂質」など植物性セラミド

米ぬか油、小麦胚芽油、こんにゃくなどから抽出された植物由来成分。人間のセラミドとは一部構造が異なると言われています。そのため肌に優しい反面、保湿力が劣ると言われています。

 

3.「セラミド2」「セラミド3」などのバイオセラミド(ヒト型セラミド)

酵母を利用して生成され、人間のセラミドに似た構造を持つと言われています。天然セラミドより安価にも関わらず、保湿力に優れ、美白効果なども期待できると言われています。

 

4.合成類似セラミド

表示名は「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」など。セラミドに類似した物質を化学的に合成した成分。安価で人間のセラミドと類似した構造ではあるものの、あくまでも別ものであり、保湿力も劣ると言われています。

 

■セラミド配合アイテムの選び方

以上のことから、セラミド配合コスメを選ぶ際のポイントは下記の通りです。

・保湿力重視なら、天然セラミドかバイオセラミド(ヒト型セラミド)がおすすめ。
・配合量が多いものを選ぶ。目安としてセラミドが成分表示の上位にあり、価格が3000円以上のもの。
・化粧水ではなく、美容液や乳液、クリームに配合されている商品を選ぶこと。

実際に使用して自分の肌との相性を確認することも大切です。より高い保湿効果を期待できる配合アイテムで効果的に美肌を目指してはいかがでしょうか。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)

【関連記事】
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【参考】
※吉木伸子著・監修/岡部美代治監修/小田真規子監修(2010)『素肌美人になれる正しいスキンケア事典』(高橋書店)
※宇時侊男/岡部美代治編著(2009)『化粧品成分ガイド』(フレグランスジャーナル社)
今注目の“セラミド”を学ぼう – 全薬工業
セラミドにも種類があるの? – アルージェ

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