2015年02月24日
花粉症がちょっとラクに!?おやすみ前に免疫力を高めるヨガポーズ
花粉症で鼻がグズグズしてきた! という人も多いかもしれません。今回は、花粉症をちょっとラクにするヨガポーズをご紹介。このポーズは花粉症やアレルギーに効果があり、免疫力=自然治癒力をアップさせる効果が期待できます。胸を開く動きなので、気持ちも前向きに高揚させる効果も。気持ちがダウンしている人も、ぜひ習慣にしてみて下さい。
■「免疫力を低下させない」方法4つ
免疫力を高める方法は、意外と簡単。まず実践して欲しいのが体を冷やさない環境づくりです。なぜなら免疫細胞は体温が37度の時に活性化するので、体温が低いとそれだけ免疫系のトラブルが起きやすくなると考えられるからです。
- 体を冷やさない…体温が1度上がるだけで、免疫力が約3倍になるとも言われています。
- 質のよい睡眠をとる…体内にウィルスが入ってきた時に闘うNK細胞は、睡眠の乱れによって低下してしまいます。眠れなくても、体を横にして休めるだけで免疫力はアップします。
- 適度な運動 …燃える体を作るには運動が不可欠。免疫力を高める効果があるからです。筋力 が衰えると、熱を生み出す力も低下し、低体温を招きます。運動すると筋肉が刺激され基礎代謝がアップし、体温が上がり免疫力が高まります。代謝が上が ると言うことは、一般的に血液循環がよくなり、むくみの原因ともなる余分な水分の排出も促され、鼻水やのぼせなど花粉症の不快な症状も軽減されることが期待できま す。またNK細胞※も運動によって活発になると言われています。
- 笑う…笑いヨガもあるくらい、笑うコトは健康に繋がります。笑う時はお腹を使いますよね? これは腹式呼吸をしているのと同じコトなので、自律神経が整い、体温も上がり、NK細胞も活発になると考えられます。
■免疫力を高め女性らしいラインを作るヨガポーズ
テーブルトップ・ポーズ(プールヴォッターナーサナ簡易ver.)
このポーズは、花粉症やアレルギーに効果があり、免疫力=自然治癒力をアップさせる効果が期待できます。さらに、胸を開く動きなので、気持ちも前向きに、高揚させる効果もあります。今すぐ花粉症がパーフェクトに改善される訳ではありませんが、続けることで改善が期待できるので、寝る前の習慣にしてみて下さい。
- 効果:疲労回復、エネルギッシュになる、女性ホルモン活性化、手首の強化、二の腕・ヒップ引締め、肩コリ解消
- 注意点:手首を痛めている人は、無理のない範囲で動作しましょう。
1. 膝を曲げ床に座り、両手はお尻から15センチほど後ろに指先を前に向けて置きます。軽く肘を曲げ、両肘を引き寄せ一度胸を開き、10呼吸繰り返しましょう。
2. 息を吐きながら足裏、両手の平で床を押して腰を持ち上げます。特に、親指の下の母子球で床を押し、太もも内側に力を集めて胴体を押し上げると、楽に腰が床から持ち上がります。胴体と太ももが床と平行になるところを目安に押し上げます。このままの状態をキープでもOKです。さらに、頭を後ろに倒し、目線は鼻先に向け5呼吸繰り返しましょう。顎を引き、元の位置に戻ります。
ご紹介したポーズで今すぐ花粉症がパーフェクトに改善される訳ではありませんが、続けることで改善が期待できるので、ぜひ習慣にしてみて下さい。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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【参考】
※NK細胞:ナチュラル・キラー(natural killer; NK)細胞のこと。全身をパトロールしながら、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ次第攻撃する機能を持つリンパ球。免疫に重要な役割を担うと考えられている。
※NK細胞 – ヤクルト中央研究所