季節の変わり目は、肌が荒れやすい時期です。
コスメコンシェルジュや美容家のプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、美肌をキープするためのケアと、おすすめアイテム2つをご紹介します。
■年齢を重ねるごとに肌荒れしやすくなるのはなぜ?
皮膚の一番外側の部分を「表皮」といい、その一番外側にあるのが「角層」です。角層には「バリア機能」と「保湿機能」があり、角層のうるおいを保っています。
角層細胞が作られていく過程で、肌の保湿に重要な「NMF(天然保湿因子)」と「細胞間脂質」が作られます。角層は、脂質の層と水分子の層が規則正しく重なり合う「ラメラ構造」を持っていて、その表面を「皮脂膜」がおおっています。
このような構造で保たれている「バリア機能」と「保湿機能」は、年齢を重ねるごとに弱まっていき、肌にシワができる原因にもつながります。昔から使っていたスキンケアが、「今は物足りない」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
■バリア機能を高めてくれるケアとは?
もともとそなわっているバリア機能を高めるためには、肌の「NMF」や「ラメラ構造」にアプローチしたり、皮脂膜をとりすぎないケアが必要になります。
そのため、肌環境を整えてくれる「乳酸菌」や「フラーレン」などの成分が入ったスキンケアや、洗浄力が高すぎない洗顔アイテムがおすすめです。
■「美肌キープにおすすめのアイテム」2選
(1)モイスチュアクレンジング/モイスチュアソープ/モイスチュア ナイトジェル/MACHIKO
肌老化の原因である活性酸素を除去して、肌自身のもつ働きを正常に機能させる効果のある整肌成分“フラーレン“が入ったアイテムです。
とろみあるテクスチャーのクレンジングジェルは、肌の密着感が高く、落としにくいマスカラもやさしく落とせます。
ソープは、保湿成分の“加水分解シルク“や肌荒れ防止の”サトザクラ花エキス“といった美容成分がたっぷり入っているので、洗顔しながらスキンケア気分を味わえます。
いつものスキンケアがもの足りなくなってきた方におすすめなのが「ナイトジェル」です。整肌成分フラーレンや美容保湿成分がギュッとつまっているので、パックしたようなもっちり感を実感できます。
モイスチュア クレンジング(120g 税抜価格1,800円)
モイスチュア ソープ(48g 税抜価格1,800円)
モイスチュア ナイトジェル(30g 税抜価格7,600円)
(2)モイスチュアセラム/LEVIGA
年齢と共に衰えやすい“美肌菌(スキンフローラ)”と“ラメラ構造”にアプローチするアイテムです。界面活性剤を使わずに、お米と乳酸菌の発酵法によってラメラ構造を再現する、敏感肌の方でも使いやすいアイテムです。
また、化粧品のメインである精製水を“酸素水”に変えることで、真皮からしか供給されなかった酸素を発酵によるラメラ構造でとり入れ、整肌成分として役立ちます。
テクスチャーは、乳液のように白くてサラッと馴染みます。香りはほとんどありませんが、ほのかにお米のとぎ汁のようなやさしい香りがします。
保湿系のアイテムをプラスしてもOK
オールインワンとしても使えますが、肌タイプによってはクリームやオイルといった保湿系のアイテムをプラスしても良いでしょう。筆者は乾燥肌なので、仕上げに乳液をつける方が保湿感が持続してくれました。
いつものスキンケアで肌育したい方におすすめですよ。
(40ml 通常税抜価格7,980円)
バリア機能を高めることで、スキンケアの種類を増やさなくても美肌のキープ力が上がります。洗顔やスキンケアでもバリア機能を高めることはできるので、ぜひ参考にしてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
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【参考】
※スキンケアナビ 角層の細胞間脂質 – 花王
※スキンケアナビ うるおいを保つしくみ – 花王
※MACHIKO BASICLINE – MACHIKO
※モイスチュアセラム – LEVIGA