顔の中心部にあり、なかなかの存在感がある「鼻」は、美容でトラブルが起こりやすい場所でもあります。
エステティシャンの筆者が、小鼻周りに起こりやすい2大トラブル「小鼻の黒ずみ」と「小鼻の赤み」にフォーカスして解説と対策をお伝えします。
■「小鼻の黒ずみ」と「小鼻の赤み」の対策
小鼻の赤み(毛細血管拡張)
小鼻周りに赤みが出たことがある人は多いのではないでしょうか。もともと皮膚が薄く赤みが出やすい場所なので、鼻をかむことや寒暖差、摩擦などで簡単に赤くなってしまいます。
一時的なものですぐに赤みが引けば問題ないのですが、常に小鼻やその周りが赤かったり、小さな血管が糸のように透けて見えてしまっている状態は要注意です。
これは、「毛細血管拡張」といわれるもので、小さな血管が広がり、それが透けて見えている状態です。一部の薬、お酒や辛いもの、カフェインなどの刺激物、摩擦や紫外線などが原因に挙げられます。
「摩擦を徹底的にさける」ことと「紫外線対策」が大事
体質的にできやすい方もいますが、顔全体ではなく小鼻だけにできている人は、触り過ぎや摩擦のかけすぎによるものが多いでしょう。鼻をよくかむ人やスクラブなどの角質ケアのしすぎ、また、日常のクセなどで摩擦回数が多かったり触る圧が強かったりすることも原因に挙げられます。
いずれにしても摩擦と紫外線で悪化してしまうので、まずは摩擦を徹底的にさけることと、紫外線対策が大事です。
小鼻の黒ずみ(黒ニキビ)
小鼻の黒ずみで悩んだことがある人も多いでしょう。これは、毛穴に皮脂などの汚れが詰まり、先端が空気に触れて酸化している状態です。いわゆる「黒ニキビ」と呼ばれるものです。
比較的改善しやすいトラブルですが、ケア方法を間違えると長期にわたって悩まされることもあります。ケアのポイントをご紹介します。
小鼻の黒ずみのケア方法
毛穴をつまりにくくするために、酵素系の角質ケアや洗顔をしましょう。そして、「ビタミンC」など抗酸化作用のある美容液の使用が有効です。
開封後、時間のたったオイルや化粧品(酸化したアイテム)などの使用をさけることも大切です。肌に良いといわれるものやオーガニックでも、酸化してしまえば黒ずみや毛穴詰まりなどのリスクは上がります。
また、毛穴が詰まりやすいスキンケアやメイク製品を使用していると改善しにくいため、化粧品類は「ノンコメドジェニックの製品」を選ぶようにしましょう。ノンコメドジェニックの製品とは、ニキビが生じにくい製品かどうかチェックする試験をクリアしたものです。
小鼻のトラブルの原因と対策をお伝えしましたが、さらに共通して大切なのは、規則正しい生活とバランスの取れた食事や十分な睡眠です。健康でトラブルのない肌をつくるために、バランスのいい栄養や質の良い睡眠は絶対に欠かせません。上記でご紹介した対策のポイントを押さえつつ、日常の食や睡眠も一緒に見直してみてくださいね!
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)
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