毎日使うドライヤーも、使い方を間違えるとダメージ毛の原因につながります。
美容師やヘアメイクのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、髪のダメージが悪化するNGヘアドライをご紹介します。
■ぬれ髪は熱に弱い!?
髪の毛を構成している主成分は、「ケラチン」というタンパク質です。
このタンパク質は乾いている髪だと180度以上の熱で変性しますが、髪がぬれている状態でドライヤーをすると、約50度から60度くらいの熱でタンパク質が変性します。
■タンパク質が変性するとどうなる?
髪の毛のタンパク質が変性すると、以下のようなことが起きます。
・髪の毛がゴワゴワする
・いつもしていたヘアセットが思うようにできなくなる
・ヘアセットのもちが悪くなる
・カラーの染まりが悪い、または色ムラになる
・パーマのかかりが悪い、またはチリチリパーマになる
■意外とやりがち!「NGヘアドライ」4つ
(1)タオルドライをしっかりするためにゴシゴシ拭く
ぬれている髪の毛は柔らかいので乾いている時よりもダメージを受けやすく、キューティクルが剥がれやすいです。なので、タオルドライする時は摩擦に気をつけることが大切です。
早く乾くからといってこすりすぎるとキューティクルをきずつけてしまうので、タオルでやさしく包み込み、押さえるようにトントン軽く叩くことがおすすめです。
(2)ドライヤーを近くにあてる、またはドライヤーを動かさない
ドライヤーを髪にあてる時は、10センチ以上はなすと高温になりにくいです。
ただ、ドライヤーの風力が少ないとなかなか乾かないので、ドライヤーを選ぶ際は風力の強いものを選びましょう。
(3)下からドライヤーをあてる
ドライヤーの風を下からあてると早く乾きそうに思えますが、キューティクルが毛羽立ってしまうので逆にダメージにつながってしまいます。
乾かす時は下からではなく、上から風をあてるとキューティクルが整います。
(4)毛先を先に乾かす
毛先は、根元よりもダメージがあるので乾きやすいです。そのため、毛先から先に乾かしても根元の方が乾きにくいので、逆に時間がかかってしまいます。
根元から先に乾かす方が早く乾きますよ。
ドライヤーを使う時は、乾かす前にタオルドライをして水分をできるだけとってあげることと、ドライヤーの当て方や乾かす順番に気をつけることが大切です。ぜひ、参考にしてみてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3)
【関連記事】
・黒髪ストレートで老け見え?アラフィフの若見えヘアのポイント
・白髪染め&ヘアカラーが色落ちしやすくなる5つのNG習慣
・40•50代が避けるべき!時代遅れな老け見えヘア3つ
・「白髪」の原因と減らすためにすべき事2つ