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白髪染め&ヘアカラーが色落ちしやすくなる5つのNG習慣


小澤佐知子

白髪染めやヘアカラーをしても、2週間程度で色落ちを感じる人は多いのではないでしょうか。その一方で、1か月を過ぎても髪色がきれいにキープできる人もいます。

実はこの違い、染めた後のアフターケアや生活習慣によって生じているのです。

ヘアカラーのトラブルに悩む女性

ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、ヘアカラーがすぐに色落ちしてしまう人のNG習慣についてご紹介します。

■ヘアカラーがすぐに落ちる人の5つのNG習慣

NG習慣1:染めた日の夜に家で洗髪する

髪を染めた後は、髪表面のキューティクルが開いた状態です。また、特に染めたての24~48時間は、毛髪内部に色が浸透している真っ最中。

そのため、色素定着が不安定な状態で洗髪すると、開いたキューティクルから色素がどんどん流れ、色落ちしてしまいます。

最低でも、カラーリング後24時間はシャンプーをしない意識が大切です。

NG習慣2:洗髪もタオルドライもこするクセがある

染めてから24時間はシャンプーをしないことに加え、その後1週間~10日は色素が流失しやすい時期なので、洗い方に注意が必要です。

特に夏場は、「汗が気になる!」と1日に2度シャンプーをしたり、さっぱり感を追求するあまり、いつもより頭皮や髪をゴシゴシこすることで、色素が流れやすくなってしまいます。

できれば、カラーヘア用のシャンプーを1週間は使用したり、アミノ酸系シャンプーでマイルドに洗ったりするのがベストです。その際、指の腹でよりやさしく洗う意識をもちましょう。

タオルドライも、毛束をタオルで包み、押し当てるように丁寧に扱いましょう。

NG習慣3:熱いシャワーが好き

洗髪の際、熱めのシャワーですすいでいませんか? たとえば、肌も熱いお湯で洗うと、乾燥が進んでかさつきやすい状態になってしまいます。

髪も同じこと。熱めの湯によって髪の表面がダメージを受けることで、内部の色素が流失しやすくなります。

洗髪の際は40度以下のぬるま湯ですすぐようにしましょう。

NG習慣4:自然乾燥でいることが多い

濡れたままの髪は、キューティクルが開いた状態です。そのため、ちょっとした刺激でも髪が傷つきやすく、バサバサっとした質感になりやすい上、髪内部の染料も落ちやすくなっています。

髪を洗ったら丁寧なタオルドライを行い、なるべく早めにドライヤーで乾かすようにしましょう。

ドライヤー時の注意

ただし、ドライヤーの熱も当てすぎると髪への負担となります。そのため、以下の点に気を配りましょう。

(1)ドライヤーの前には、アウトバストリートメントなどで髪をコートする。

(2)乾かす際は、ドライヤーを20センチ程度離しながら行う。

(3)最後に冷風を全体に当て、髪表面のキューティクルを閉じる。

また、カラーの色持ちを最優先したいなら、高温のヘアアイロンは使用せず、スタイリング剤などを使ってエアリーな質感やナチュラルなデザインを楽しむのもひとつの方法です。

NG習慣5:紫外線を素髪で浴びている

熱に弱いヘアカラーは、紫外線にあたると色抜けがしやすくなります。

特に「夏場はすぐに色落ちしちゃう……」と悩む人は、素髪で紫外線に当たっていませんか?

これを防ぐためには、髪にもUV対策を取り入れることが大事です。

スタイリングの仕上げに髪用のUVスプレーを吹きかけたり、ヘアオイルなどで髪をコートしたりすると、色持ちに差がでますから、ぜひ取り入れていきましょう。

以上、毎日のNG習慣を見直しつつ、染めたての色をきれいにキープするコツを紹介しました。陽射しが強くなるこれからの季節、白髪染めもヘアカラーも色味を楽しみたい気分になります。少しでも長くカラーを楽しむために、生活の中でちょっとした工夫を上手に取り入れていきましょう!

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

 

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