「おすすめされたアイテムを使っているのに、それでも化粧崩れしてしまう」というお悩みがある方は、化粧崩れの「原因」に合ったアイテム選びを意識してみましょう。
コスメコンシェルジュインストラクターやヘアメイクのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、化粧崩れ対策をお悩み別にご紹介します。
■化粧崩れの主な原因3つ
(1)乾燥
屋外と屋内の寒暖差や紫外線による影響で肌が乾燥すると、化粧崩れが起きやすくなります。
「時間がたつとカサカサ肌になっている」という場合は、乾燥しているサインです。
(2)皮脂や汗
夏場は気温や乾燥によって皮脂や汗の分泌が増えます。
「時間がたつとテカリが気になる」という方は、皮脂や汗によって化粧崩れする場合が多いといえます。
(3)キメが乱れている
紫外線や夏冷えによって、肌のキメは乱れやすくなります。
「肌を触った時にザラザラする」「メイクのりが良くない」という肌のキメの問題で化粧崩れしやすいといえます。
■お悩み別「化粧崩れ対策」
乾燥による化粧崩れの場合
乾燥が原因で化粧崩れしやすい方は、メイクをした後に「ミスト」を使うことがおすすめです。
朝
メイク後にミストを顔全体に吹きかけて完了。
日中のメイク直し
最初にミストをかけて保湿をしてからメイク直しをします。仕上げに再度ミストをふりかけて完了。
選ぶミストは、オイル系のミストやハーブ系のミストなどの保湿力の高いミストを使うのがおすすめです。
皮脂や汗による化粧崩れの場合
皮脂や汗が原因の場合は、皮脂を吸収する下地と保湿をしてくれるミストのダブル使いがおすすめです。
朝
普段使っている下地を、皮脂崩れ防止の下地に変えてメイクします。メイク後には、保湿効果のあるミストを顔全体にかけて完了。
日中のメイク直し
ティッシュで押さえるように余分な皮脂や汗をオフし、顔全体にミストをかけます。メイク直しをしたら、再度ミストをかけて完了。
選ぶミストは、油分の少ないものがおすすめです。オイルが入ったミストを使うと、逆にテカリが出てしまったり、吹き出物ができやすくなったりする場合があるので気をつけましょう。
肌のキメによる化粧崩れの場合
肌のキメが乱れている場合は、肌のバリア機能が弱くなっている状態にあります。
メイクの時に保湿するのはもちろんですが、その前にスキンケアから見直す必要があります。「セラミド」や「アミノ酸系」「スクワラン」など、肌のバリア機能に似た保湿成分をスキンケアにとり入れることをおすすめします。
また、朝のメイク時や日中の化粧直しの時、仕上げに保湿力の高いミストをかけるとうるおいがキープできますよ。
肌の状態によって、ミストを使うタイミングや選ぶミストも変わってきます。ご自身の化粧崩れの原因はどれにあたるのか、チェックしてみてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュインストラクター/ライター/美容師 mayu3)
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