アメリカが大好きな人も多いと思います。「アメリカンドリーム」なんて言葉もあるくらい、自由な国アメリカに対して「憧れ」や「行ってみたい!」という気持ちは誰にでもあるはず。
しかし、実際には言葉の壁や文化の違いは大きく、危ないこともたくさんあります。
アメリカ在住の筆者が、これからアメリカに行く予定がある方や行きたいと思っている方に知っておくと便利な情報や注意点をお伝えします。
ガイドブックに書かれていない情報満載ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
■気をつけたい交通&通行ルール!「J-walk」とは?
アメリカでは交通&通行ルールも日本と異なります。アメリカは州によって法律が違うのですが、ハワイをはじめ多くの州で、「J-walk」は禁止されています。
「J-walk(Jay walk)」とは
20世紀初頭のアメリカで、お上りさんのことを「Jay」と呼んでいました。そんなお上りさんが都会にくると、交通ルールを無視して道の真ん中を渡ったりすることもあったようです。
そこから、お上りさんのようにルールを無視して、横断歩道ではない場所でも道を渡ってしまうことを「j-walk」と呼ばれるようになりました。
すなわち、横断歩道のない場所での道路の横断が禁止されています。
筆者の知り合いもハワイでこれをやってしまい、罰金となってしまいました。罰金は、200ドル以上という高額な州もありますので気をつけてください。
■アメリカのトイレで「ノック」はしない
日本人の皆さんに、ぜひとも気をつけていただきたいのが、トイレをノックすることです。これは、失礼な行為になります。
日本だと、トイレを使用しているのかどうかを確かめる意味でノックをしますが、これがアメリカでは「早くしろ!」と相手を挑発する行為になってしまうのです。
アメリカでトイレをノックすることはトラブルの原因となります。ついやりがちですが、気をつけてくださいね。
■アメリカのホームレス事情
アメリカにはたくさんのホームレスの人たちがいます。こういった貧困層の人達が全員危ないというわけではないですが、なかには観光客にしつこく話しかけ、「お金をよこせ!」と要求してきたりする場合が多々あります。
そのような場合は、英語がわからないフリをして立ち去るようにした方が無難です。
日本人によくある行動で、声をかけられて笑顔で振り向いてしまったり、「はい?」と言葉を返してしまったりすると、つきまとわれたりする場合もあるので気をつけましょう。
どうしてもという時はポケットから1ドル札をそっと差し出しましょう。この時、間違ってもお財布を見せてはいけません!
■電車やバスでのマナー
女性は人前で化粧を直さない
日本ではファーストフード店やコーヒーショップ、電車やバスなどのいたるところで女性が化粧を直すシーンがよく見られます。
しかし、アメリカでは完全にNGです。これをやると大恥をかきますので気をつけましょう!
罰金というわけではありませんが、「この人何やってるんだ?」とかなり冷たい目で見られることは間違いありません。必ずトイレなど人の目につかない場所で行うようにしましょう。
電車やバスは飲み食い禁止
日本では電車のなかで飲食をしている人を良く見かけますが、アメリカでは、電車やバスのなかでは飲食が禁止されています。
アメリカの電車やバスで寝ている人はほとんどいない
日本の電車ではよく寝ている人を見かけますが、アメリカの電車では寝ている人はまずいません。なぜならば、寝ている間にお財布等をすられたりする可能性があるからです。
筆者は、日本に帰ってきて電車に乗って寝ている人たちを見るたびに、「日本はなんて安全な国なんだろう」と実感するばかりです。
いかがでしょうか? ガイドブックには載っていない、ローカル目線でアメリカ旅行を安全に楽しく過ごすためのポイントをお話させていただきました。
つい羽目を外して楽しんでしまう海外旅行ですが、ちょっとしたミスや勘違いでトラブルや大きな事故につながる場合もあります。前もって、行く先のルールを知ると良いでしょう。
(フィットネス美トレーナー MIKA
フィットネス指導歴30年。ヨガ、サップヨガ、ピラティス、フィットネス全般指導、各種イベント講師。心とカラダの健康美をサポートする「フィットネス美トレーナー」として活動中。)
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