「頭皮のかゆみ」「パサつき」「うねり」これらのトラブルは、毎日のシャンプーの「やり方」が原因の場合があります。コスメコンシェルジュの筆者が、頭皮や髪のトラブルを予防するシャンプー法について解説します。
■髪のうねりを予防するシャンプーのやり方
頭皮の毛穴が詰まっている、または血行が悪く栄養が充分にいきわたっていない状態だと、髪の毛は健やかさを失っていきます。特に、髪のうねりは“頭皮のたるみ”が大きく関係していることがあります。
頭皮がたるむとともに毛穴が広がると、もみあげやこめかみあたりの髪にクセが出やすくなります。顔や首がたるむのと同じように、頭皮も加齢によってたるむので、注意が必要です。
髪のクセを予防する簡単な方法は、マッサージをしながらシャンプーをすることです。シャンプーは髪の毛でなく頭皮に比重を置いて洗うのが正しいやり方なので、指の腹で頭皮に心地よい刺激を与えながらうねりを防ぎましょう。
■パサつきを予防するシャンプーのやり方
シャンプーによって髪の毛がパサついてしまうのは、シャンプーの性質だけでなく、洗い方の問題が原因である場合があります。シャンプーの際、頭皮ではなく髪の毛をこすり合わせるようにゴシゴシしてしまうと、キューティクルがはがれて髪の毛がパサつく原因となります。
髪の毛の汚れは、本来水洗いするだけでも十分落とすことができます。水洗いだけでは落としきれない皮脂などの汚れを中心に、バランスよく洗いましょう。頭皮のなかでも毛量が多い後頭部は、汚れが溜まりがちです。
■薄毛・抜け毛を予防するシャンプーのやり方
「毎日、清潔さを保ちたい」という気持ちはわかりますが、清潔さを求めるあまり1日に何度もシャンプーをしていると、頭皮の水分が蒸発してカサカサになり、抜け毛や薄毛を招きます。
過剰な洗顔によって肌が乾燥しやすくなるのも、同じ考え方です。
シャンプーの“やり方”を変えるというよりは、過剰なシャンプーを控えるようにしましょう。毎日のシャンプーだけでは落としきれない汚れがある場合、定期的なスカルプケアをとり入れることもおすすめです。
毎日欠かさず行うシャンプーだからこそ、正しい方法で頭皮や髪の毛のダメージを防ぎたいものですね。シャンプーを買い替えても悩みが解決しない場合、買い換えるのではなく“やり方”を見直してみてください。「頭皮をマッサージしながら洗う」「後頭部を中心に洗う」「過剰な洗髪は控える」この3つがポイントとなります。
(コスメコンシェルジュ 美容ライター 岸田茉麻)
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