2025年04月20日
むくみが取れて痩せ見え!? 話題の「塩ぬき」ダイエットの正しいやり方
塩分の摂りすぎは、身体のむくみや体重増加を招き、スタイルを崩す原因に。
そのため、塩抜きダイエットに興味を持つ方も多いと思いますが、上手に行わなければ健康を害する可能性もあります。

女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、話題の塩抜きダイエットのメリットや効果的に行う方法、注意点をご紹介します。
■塩抜きダイエットでむくみ解消!

塩抜きダイエットとは、食事からの塩分摂取量を減らすことで、むくみ解消と体重減少を目指すダイエット方法です。
塩分に含まれるナトリウムは、体内の浸透圧を調整するなどの作用があり、体にとっては必要不可欠な成分。しかし、体に水分を保持する役割もあるため、摂取しすぎるとむくみや体重増加につながります。
本来必要な1日あたりの摂取量は2g程度で、目標量は6.5gですが、日本人女性の1日当たりの摂取量は9gと大幅に上回っており、多くの人が塩分を摂りすぎているのが現状です。
ですから、塩分摂取量を減らすことで、むくみの改善や体重減少などの効果が期待できます。
なお、過度な塩分摂取は食欲の増進も招くと考えられます。塩分摂取量を適正化すれば、食欲を抑えることができ、摂取カロリーも減らせるので、体重管理にも役立ちますよ。
これらのことから、塩抜きで塩分摂取量を適正化するのは、多くの人におすすめの方法です。
■塩抜きダイエットを効果的に行う3つのポイント

塩抜きダイエットを実行するには、主に3つのポイントがあります。
(1)塩分摂取量や含有量の把握
そもそも、自身の日常の塩分摂取量や減らすべき量が把握できなければ、適正な塩分摂取量にすることはできません。日頃の食生活での塩分摂取量を把握しましょう。
塩分が多く含まれる調味料(醤油や味噌など)、ベーコンやハムなどの加工食品、インスタント食品、スナック菓子、漬物などの摂取量に注意して食品表示を確認したり、自分で量を測ったりする習慣をつけるのがおすすめです。
(2)水分を十分に摂る
塩抜きダイエット中は、体内の塩分濃度が下がるため、体が保持できる水分量が減少します。そのため、健康を保つために必要な水分は意識して摂取しましょう。
(3)塩分をゼロにしない
塩分は体に必要であり、過度な制限は体調不良を引き起こす可能性があります。1日2g程度の摂取は比較的容易ですが、それ以下には減らさないようにしましょう。
■塩抜きダイエットの落とし穴! 健康的に美しくなるための注意点

塩抜きダイエットは、むくみ解消に効果的な一方で、体重や体脂肪減少に直接つながるわけではありません。そのため、「塩抜きすれば痩せる」と過信するのは禁物です。
根本的な体質改善や美しい体型を目指すなら、塩分摂取量の適正化に加え、バランスの取れた食事が不可欠。
カロリーコントロールはもちろん、筋肉量維持のためのタンパク質、エネルギー源となる炭水化物、健康維持に役立つ脂質を適切に摂取することも大切です。
生活習慣全体を見直し、体の中から健康的に美しくなることを目指しましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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