いよいよゴールデンウィークですね。連休は、平日に比べ、アルコールを口にする機会も増えるのではないでしょうか。特に注意したいのが、野外でのアルコールの摂取。血行が促進されるのはよいことなのですが、紫外線を浴びて受けてしまったダメージを加速させてしまうことも……。お肌を紫外線とアルコールから守る食べ物を3つご紹介します。
■血行促進が逆効果!?
冬場、冷え切った身体を湯船で温めた瞬間や、外から温かい室内に入った時に、手や顏に痒みを感じたことはありませんか? それは、今まで収縮していた血管が急に拡張して血行が良くなり、熱くなったために起こる痒みなのだそう。皮膚は、熱くなると痒みがひどくなるそうですから、日光の熱+アルコールによる血行促進で、お肌を痛めてしまっている可能性もあります。
■紫外線+アルコールからお肌も身体も守る食べもの3つ
(1)チョコレート
アルコールを飲むと、アルコール由来の活性酸素を除去するために、ビタミンEが消費されてしまうそうなのですが、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、アルコール由来の活性酸素を除去し、体内のビタミンEを確保して身体をサビから守る力があるのだそう。また、紫外線ストレスによる皮膚の炎症を抑える働きや、ハリのあるお肌を作るエラスチンを紫外線から守る働きがあるそうですから、カカオポリフェノールの含有量の高いチョコレートを食べてみて!
(2)トマト
トマトには、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの代謝に関わる酵素を活性化させる働きがあるそう! トマトに含まれるリコピンは、紫外線ダメージによるシミ、シワ、肌荒れを防ぐ効果があることがわかっているため、野外でアルコールを摂取する際にはマストな食べ物と言えそう!
(3)チーズ
「アルコールを飲む前に牛乳を飲むと良い」というウワサをご存知でしょうか? 「乳製品が胃の中で膜を張り、アルコールの吸収を妨げるから」と言われているのですが、なんでも、アルコールへの見識が深い重森医師によれば、これは真実ではないそう。牛乳を飲むことでアルコールの代謝のスピードが高まり、酔いが覚めやすいというのは事実なんだとか。チーズには、皮膚や粘膜の健康に関わるビタミンAやビタミンB2が含まれ、アルコールの代謝によって失われたビタミン・ミネラルの補給にもおすすめです。
爽やかな風に吹かれながら飲むアルコールは最高に美味しいですよね! 楽しい思い出と一緒にシミやシワを残さないよう、ご紹介した食べ物を食べてお肌を守ってくださいね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※皮膚の痒みについて – 日本クリニック
※アルコール性脂肪肝と抑制成分カカオポリフェノール – 東北大学大学院農学研究科准教授 仲川清隆
※カカオポリフェノールは紫外線障害から皮膚を保護する – 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部食品機能学分野 寺尾純二(PDF)
※「カカオ種子抽出物」に、紫外線照射によるフィブリリン産生低下を抑制する効果を確認 – コーセー
※トマトが飲酒後の血中アルコール濃度を低下させることをヒトで確認 – カゴメ
※リコピンと美白・美肌に関する研究 – カゴメ
※「お酒の前に牛乳」は効果があるのか? - JBPRESS
チーズの栄養 – 明治