季節はすっかり春の陽気になってきましたね! エイジングの大敵でもある「紫外線」もたくさん降り注ぎ始めますが、「日陰にいれば大丈夫」と、勘違いしている人も多いのではないでしょうか。今回は紫外線の基礎知識と、効果的な日焼け止めの塗り方をご紹介します。
■4〜6月でも「真夏並み」の紫外線がある
肌に影響を与える紫外線には、「UVA」と「UVB」の2種類があります。一年中降り注いでいますが、「UVA」は4月ごろから急激に増加しはじめ、5~6月になると真夏とほとんど変わらない量に。
■しわ・たるみも!?「UVA」の影響とは
●しわ・たるみ
「UVA」は肌の奥深くまで達し、肌のハリや弾力を保つ「エラスチン」やコラーゲンを破壊し、深いしわや、たるみの原因となると言われています。
●日焼け
真夏にもなっていないのに日に焼けていたら、それはUVAが原因と考えられます。メラニンを酸化させ、すぐに黒くしてしまうそう!
■このトラブルは「UVB」の影響大!
●炎症・肌荒れ
肌のキメが乱れ、ざらつく、皮がめくれるといった症状が現れます。これは、肌の内部に隙間が増え、水分が蒸散してしまうことが原因のひとつです。また、ニキビの炎症が進んでしまうこともあるよう。
●シミ・くすみ
紫外線による炎症で、メラニンが過剰に生成されることが原因。さらに乾燥した肌は代謝が悪いため、メラニン色素を含んだ角質が停滞し、シミやくすみとして残ると言われています。
■日陰でも紫外線が届く理由
私たちが普段浴びている紫外線の約半分は、地面や空気中の粒子に反射したものなのだそう。日陰を歩くようにしていても、日なたの半分程度の紫外線は浴び続けていると覚えておきましょう。また、UVAはガラスを透過するので、室内にいても油断は禁物です。
■日焼け止めの正しい塗り方
(1)皮脂量の多いTゾーンなどは、崩れやすいのでしっかりと2度塗りしましょう。
(2)首、耳の後ろは塗り残しがちなので注意。首だけ日焼けすると、顔が浮かび上がって見えてしまいます。
(3)髪の生え際は、直射日光が当たりやすい場所。ケアの最後に、手に残っている日焼け止めをプレスするように塗りましょう。
夏ほど汗をかかないとはいえ、こまめな塗り直しが必要です。ティッシュなどで余計な皮脂や汗を取り、日焼け止め効果のあるファンデーションでカバーするのがオススメ。正しい塗り方を覚えて、紫外線からお肌をばっちり守って下さいね。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※日積算紅斑紫外線量の月平均値の数値データ表 – 気象庁
※トラブルのきっかけとなる「紫外線と乾燥」 – アクセーヌ
※スキンケアナビ 紫外線の影響 – 花王
※スキンケアナビ 紫外線を防ぐしくみ – 花王
※山本未奈子著(2011)『毛穴レス美肌バイブル』(毎日コミュニケーションズ)