「特になにかしたわけでもないのに、最近急に毛穴が大きくなった気がする」と感じたら、それはたるみの進行かもしれません。肌の奥にある真皮層でコラーゲンやエラスチンなどの成分が減ってくると、肌のハリや弾力が減り、毛穴のたるみがあらわれてきます。
エステティシャンの筆者が、肌と毛穴をたるませないために注意すべき「日常のケアのポイント」を3つご紹介します。
■肌と毛穴をたるませない!「日常のケアのポイント」3つ
(1)皮膚に余計な負担をかけない
肌はとても薄くデリケートです。とくに、叩いたりこすったり、摩擦したりといった物理的な刺激は、ときに乾燥やたるみの原因につながることもあります。
「顔をゴシゴシと手やタオルでこする」「シャワーで圧をかける」「自己流のマッサージを行う」などには十分注意しましょう。普段のケアでは、皮膚の表面にシワが寄らないくらいのやさしさで触ることを心がけましょう。
(2)紫外線とブルーライトは365日カット
皮膚のハリや弾力を司る真皮層の「コラーゲン」や「エラスチン」。これらは、紫外線やブルーライトの影響で減ったり変性したり劣化したりするといわれています。
まずはそれらの影響を最小限にするために、紫外線とブルーライトをカットできる日焼け止めや下地を塗りましょう。日差しが弱くてもコラーゲンを破壊する光線は常に降り注ぎ、ガラスなども透過するといわれているので、365日対策できるように習慣にしてください。
(3)ハリや弾力系の美容液を投入
予防だけでたるみ毛穴は良くならないので、「ビタミンC」や「プロテオグリカン」「レチノール」「EGF」などのハリや弾力をサポートしてくれる美容液を使用しましょう。
毛穴というと汚れとりや引き締め系のアイテムが多いのですが、「たるみ毛穴」は肌のハリや弾力不足が主な原因なので、アンチエイジングの方が効果が期待できます。
いかがでしたか? 「肌の摩擦や刺激を減らす」「紫外線対策をする」というのを基本とし、アンチエイジング系美容液の使用がたるみ毛穴対策になります。
また、コラーゲンドリンクの活用や、「たんぱく質」と「ビタミンC」などのコラーゲン生成に役立つ栄養素をとるなど、インナーケアも合わせて行うことがおすすめです。たるみ毛穴は進行すると老けた印象になりがちなので、ぜひ今からしっかりと対策をしていきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)
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