冬季の冬太りや肌荒れ、体調不良などの対策として、十分な睡眠と適度な運動、ストレス緩和はもちろんのこと、食生活を正していくことも大切にしたいものです。野菜不足は、日々、改善していきましょう。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、冬に作っておきたい「緑黄色野菜ジャム」のレシピをご紹介します。
■緑黄色野菜が不足しがち
忙しい日々がつづくと、自宅でゆっくりと食事がとることがむずかしいですよね。そんななか、外食がつづくと、食生活が乱れてしまう傾向にあります。
そこで気になるのが、野菜不足です。野菜のなかでもとりにくいのが「緑黄色野菜」です。レタスやキャベツ、セロリといったサラダでおなじみの淡色野菜は比較的とりやすいのですが、調理に時間のかかる緑黄色野菜はどうしても不足しやすいです。
■緑黄色野菜が不足するとどうなるの?
緑黄色野菜には「β(ベータ)カロテン」という成分が豊富に含まれています。これは、粘膜の健康に関わる栄養素です。不足することで粘膜が弱くなると、体調を崩しやすくなります。
また、β(ベータ)カロテンは皮膚の新陳代謝を促す作用があるので、不足すると乾燥肌や吹き出物の原因にもつながることがあります。
■「緑黄色野菜ジャム」で、毎日手軽に摂取
「緑黄色野菜ジャム」の作り置きをおすすめします。朝食のパンにそえたり肉や魚料理の付け合わせにもなるので、一度作っておけば手軽に緑黄色野菜がおぎなえる一品です。
アレンジも効きますので、ぜひお試しください。
■「緑黄色野菜ジャム」のレシピ3選
いずれも冷蔵庫で保存をしてください。4~5日を目安にお召し上がりください。
(1)キャロットジャム
ヨーグルトにそえたり、クリームチーズと混ぜるとディップにもなります。
材料(作りやすい分量)
・にんじん 2本
・はちみつ 大さじ4
・シナモン 適宜
作り方
(1)にんじんは皮がついたまま、すりおろしておきます。
(2)鍋に(1)とはちみつを入れたら、弱火にかけて混ぜ合わせながら煮ていきます。お好みの濃度になったら火を止め、シナモンを振り入れます。冷めたら冷蔵庫で保存します。
(2)かぼちゃジャム
豆乳や牛乳でのばして温めれば、冷え対策になるパンプキンスープとしてもいただけます。
材料(作りやすい分量)
・かぼちゃ 400g
・はちみつ 50g
・レモン汁 大さじ1
・塩 少々
作り方
(1)かぼちゃは皮がついたままひと口大に切って耐熱容器に入れ、フタをして電子レンジ(600W)で5分加熱します。
(2)(1)はちみつ、レモン汁、塩をミキサーでなめらかになるまで攪拌します。
(3)(2)を、再度電子レンジでフタをせずに2分加熱します。冷めたら冷蔵庫で保存します。
(3)赤ピーマンジャム
野菜のなかでもビタミンCの含有量がトップクラスの「赤ピーマン」は、免疫力アップやストレス対策にも役立ちます。
材料(作りやすい分量)
・赤ピーマン 大3個
・水 300ml
・てんさい糖 150g
・レモン汁 大さじ1
作り方
(1)赤ピーマンは種とへたをとって、細切りにしておきます。
(2)鍋に(1)と水、てんさい糖を入れて弱火にかけます。混ぜ合わせながら水気が半分以下になるまで煮ます。
(3)(2)にレモン汁を加えて、弱火で焦げないようにさらに煮詰めていきます。好みの濃度になったら火を止め、冷めたら冷蔵庫で保存します。
冬場の食生活で大切なことは、緑黄色野菜の十分な摂取です。「緑黄色野菜ジャム」を作り置きし、上手にコントロールしましょう。冷蔵庫に「緑黄色野菜ジャム」があるという安心感で、健やかな食生活をお送りください。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ
「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)
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