食費は軽減税率が適用されて8%の消費税のものがあるといえど、かしこくお買い物をしてやりくりをしたいですよね。
国際薬膳調理師であり主婦でもある筆者が、自身の失敗談もふまえながら食費が高くなってしまうNG行動を5つご紹介します。
■ついやってしまいがち?食費が高くなってしまうNG行動5つ
(1)予算を決めないで買い物に行く
「何も気にせず買い物カゴに商品を入れて、お会計の金額におどろいてしまった」という経験はありませんか? 筆者も予算を決めずに買い物をして、予想以上の金額におどろいてしまった経験が何度もあります。
その失敗をいかし、1ヶ月の食費の予算を決めて1度に使える金額を明確にしたところ大幅に無駄遣いが減っていきました。
お買い物の際は、スマートフォンの電卓機能で計算をしながら買い物をすると良いでしょう。
(2)買うものが決まっていない
何も買うものを決めずにスーパーへ行くと、ストックがある食材を買ってしまったり安売りの文字に手が伸びてたくさん買ってしまったりと、無駄遣いをしてしまいがちです。さらには、賞味期限切れで食材を捨てなければいけないという負のループにおちいってしまう可能性もあります。
筆者もこの負のループにおちいることが多かったため、必要なものをスマートフォンにメモをしてから買い物へ行くようになりました。そうすると、無駄な出費を抑えられるうえ、悩まずに買い物ができるので時間も節約できるようになりました。この方法は、とてもおすすめです。
(3)メリハリがない
食費にお金をかけたいという人も多いと思いますが、全てのものにお金をかけてしまうとあっという間に予算オーバーになってしまいます。それを防ぐためにも、お金をかける部分と抑える部分を予め決めておくといいでしょう。
例えば、「お米はこだわるが、野菜類はまとめ買いで出費を抑える」など、自分がお金をかけたい部分を明確にしておくと、買い物の際に迷うことが少なくなります。
筆者は調味料にはお金をかけたいので、「調味料を買う月は嗜好品を減らす」「安価な食材で乗り切る」などを意識していますよ。
(4)自分へのご褒美が多い
毎日頑張って働いていると、「今月は頑張ったから」といって自分にご褒美を買いたいと思うでしょう。筆者自身も夫婦で買い物へ出かけた際に自分たちへのご褒美にと、ついたくさん買ってしまうことがありました。そして、会計時にその金額におどろくことがしばしばありました。
その経験をふまえて、金額を設定したりお互いに好きなものを1つだけ買うなどのルールを設けることで無駄遣いを防げるようになりました。ご褒美を買う時も、お財布のひもが緩くなりすぎないように意識をしてみてください。
(5)お腹をすかせて買い物へ出かける
お腹がすいた状態でスーパーへ行くと、すぐに食べられるお惣菜やインスタント食品などに手が伸びてお財布のひもが緩くなりがちです。筆者自身も仕事帰りにスーパーに寄ると、お惣菜を買う頻度が高くなってしまうように思います。
その対策として、「お腹を満たしてから買い物に行く」「休みの日にまとめて買い物へ行く」などを意識したところ、お惣菜などを買う機会が減りました。
とはいえ、どうしても仕事帰りに寄らなければいけない時もあるかと思いますので、そんな時には必要な食材を購入したらすぐに帰ることを心がけてみてください。
食費は毎日かかるものですので、自分なりのルールを持っておかなければやりくりがむずかしい部分です。とはいえ、ケチケチしすぎても健康面が心配になってしまうと思いますので、今回ご紹介したNG習慣を参考にお買い物をしてみてくださいね。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口ゆうみ)
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