梅雨ともなると、「せっかく念入りにブローした髪が、気付いたら広がっている!」なんてガッカリも常ですよね。そんな悩みを解消するヘアケアとブローによる対策方法について、美容師である筆者がご紹介します。
■アウトバストリートメントの選び方
髪の毛が硬くて乾燥している、という方はクリーム、細めの毛の方はオイルがおすすめ。
まだまだべたつくという印象をお持ちの人が多いと思われるヘアオイルですが、表面をコーティングして艶を出してくれるんです。実はクリームタイプのほうが重めに仕上がるんですよ。オイルでも、軽いものから重めのものまで、種類は様々。いろいろ試してお気に入りを見つけるのも楽しそう!
しっかりとした使い心地や仕上がりが好みの方は試してみたい、クリームタイプのトリートメント。
■アウトバストリートメントの効果的な使い方・塗り方
1.タイミングは「タオルドライの後」
タオルドライの後の濡れているときのほうが、トリートメントは浸透します。めんどくさがらず、前後左右などパートで分けましょう。
2.毛先だけ塗ってもダメ!
手のひらに伸ばしたら、内側から手ぐしをしながらつけましょう。根元は避けてOKですが、毛先だけではなく中間から毛先にかけて伸ばすのがポイントです。
3.外側だけでなく内側も忘れずに
うっかり外側にばかり塗ってしまいがちなトリートメントは、内側からも外側からも、均等にコーティングすることがポイント。内側にもきちんとつけられていない方は本当に多いんです。髪をブロッキングしてから塗った方がいいのはそのため。塗った後はブラッシングをして、なじませますしょう
■広がりやクセが現れるメカニズム
広がり・うねりの原因
朝起きて広がりやうねりが気になる場合は、髪に残っている水分が原因のことが多いです。寝る前のブローで、髪をきちんと乾かせていない人がそれだけ多いということなのかもしれません。寝起きの広がりやクセが気になるなら、十分すぎるくらい念入りにブローしてみてください。
毛先だけ整えてもダメ!重要なのは「根本の方向」
ストレートにしようと毛先の動きだけ整えても、根本の方向が揃っていなければ、必ず後から広がったり、うねったりしてしまいます! 乾いた髪を根本から整えるのは難しいので、寝起きのブローは必ず根本を濡らしてから行いましょう。夜眠る前に髪に水分を残さず、しっかりと乾かしておくことも大切です。
■ブローの仕方・方法
1.まずは「細い髪」から
クセのある人は、顔周りの細い毛など、内側からクセが出てきてしまうことが多いんです。前髪と顔周りの細い毛から乾かしていきましょう。
2.根本から前側に「引っ張りながら」ブロー
根本から前に向かって髪を引っ張りながら、根本からブローしましょう。
キューティクルの方向が揃うと、ツヤも出ますよ。後ろの毛も前に向けて引っ張れば、ボリュームダウンに!
広がりやクセが気になる人は、ぜひ試してみてくださいね。
(「NEUTRAL produced by GARDEN」副店長 大坪亜紀子/文:つやプラ編集部)
【関連記事】
・白髪を目立たせない!プロおすすめ大人ヘアアレンジ
・伸ばしかけも簡単!30代・40代に◎前髪アレンジまとめ
・NGシャンプーで老け髪に!美髪になるシャンプーのやり方
・洗髪しすぎでフケ発生!?「頭皮が乾燥するNG習慣」4つ