白髪を染めた後は、少しでも長くきれいな状態を保ちたいですよね。そのために役立つ「カラー用シャンプー」はお使いでしょうか?
美容師の筆者が、白髪染めの色もちを長くできる「カラー用シャンプー」とはどんなものか、ご紹介します。
■白髪染め後に使いたい「カラー用シャンプー」
白髪は、染めたばかりの時は色味がしっかり入っていますが、段々と色褪せてくるものです。白髪染めは白髪に色を入れるため、お洒落染めと比べるとブラウンの色素が濃いのが特徴ですが、染めた後の髪は必ず褪色します。
そこでご紹介したいのが、「カラー用シャンプー」です。ご存じの方も多いかと思いますが、通常のシャンプーとはどんなところが違うのでしょうか? 「違いがよくわからない」という方も多いと思いますので、特徴を解説します。
■カラー用のシャンプーの特徴3つ
(1)残留アルカリを除去する
カラー剤には、髪をアルカリ性に傾ける「アルカリ剤」が含まれています。髪は通常、弱酸性ですが、カラーをすることによりアルカリ性に傾いてしまいます。
カラー後のシャンプーだけでは、アルカリ性に傾いた髪を弱酸性に戻すことはできません。カラー後、頭皮にかゆみを感じたり、カラーの臭いが残ったり、すぐに色落ちしたりするというお悩みは、残留アルカリが原因となっている場合があります。
カラー用シャンプーには、そんな残留アルカリを除去し、カラー後のトラブルを軽減する効果があります。
(2)洗浄成分がマイルドなものが多い
洗浄力の強いシャンプーだと、洗う度に髪色が抜け、つやも失われてしまう場合があります。
カラーの褪色を防ぐためにも、洗浄力の弱いカラー用のシャンプーの使用をおすすめします。
(3)保湿成分が入っている
ヘアカラーの色落ちの原因は、ダメージによるものがほとんどです。髪がダメージを受けると、ヘアカラーが流れ出てしまいやすくなります。
カラー用シャンプーに保湿成分が入っていることで、手触りもよくなり、つやのある髪に導きます。
紫外線によるダメージを受けると、色も抜けやすくなります。カラー用シャンプーは、カラー後のケアをしてくれるシャンプーです。染めた後の10日間は、カラー用のシャンプーを使用した方が色もちがアップしますよ。ぜひ、試してみてください。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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