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NGヘア習慣で老け髪一直線?健康な頭皮と髪を育む美髪食材

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

肌と同じくらい髪も年齢が出やすいパーツといわれています。女性にとって髪は命。しかし、加齢とともに女性ホルモンのバランスも変化し、それに伴い髪質も変化しやすくなります。

NGヘア習慣で老け髪一直線?健康な頭皮と髪を育む美髪食材

インナービューティー料理研究家の筆者が、若々しい美髪に近づくためのポイント&おすすめの食材をご紹介します。

■美髪を遠ざけるNG習慣と対策法

まずは、髪にダメージを与え老け髪まっしぐらになっているNG習慣を7つご紹介します。複数あてはまる方は要注意です。

(1)高温ドライヤーによる急な加熱

高温ドライヤーでの急な加熱は、髪のキューティクルにダメージを与えがちです。ドライヤーをする際は、髪が熱されすぎないような温度設定にし、髪に近づけすぎず時間をかけてやさしく乾かしましょう

髪が生乾きだと就寝時にキューティクルがはがれやすく、不快な臭いの原因にもつながるためしっかり乾かしてください。

(2)無理なブラッシングによる摩擦

無理なブラッシングにより摩擦が起こると、髪の表面を保護しているキューティクルを破壊し、切れ毛や枝毛の原因につながります。

乾燥していたら少し水や整髪用オイルをつけて湿らせてから、やさしくときほぐしましょう

(3)タオルドライの際の摩擦

タオルドライの際に髪をすり合わせるようにゴシゴシと拭くと、摩擦によりキューティクルが傷ついてしまいます。

タオルで毛束をおおってから、手でパンパンと挟むようにして水分を吸いとりましょう

(4)頻繁なカラーリングやパーマ

頻繁にカラーリングやパーマを行うと、いくらやさしい薬剤(化学物質)を使用していても髪に負担がかかります。

なるべくカラーリングなどを行う間隔をあけ、髪にやさしいセルフケアで工夫してみましょう

(5)食事による栄養不足

食事による栄養不足は、髪にも影響する場合があります。

人の身体は、まず生命維持に必要な脳や心臓などの臓器に優先的に栄養を運びます。爪や髪などの生命維持に関しての優先順位が低い部分は、余った栄養が最後に運ばれるといわれています。

つまり、食事による栄養が不足していると、髪まで十分な栄養素が届かず髪が栄養不足の状態になってしまうということです。ヘアトリートメントだけでは補いきれない髪内部の栄養を、バランスの良い食生活から補うことはとても大切です。

特に、髪の主成分となる「良質なたんぱく質」の不足には気をつけましょう。

(6)トリートメントをめったにしない

秋冬は空気中の湿度が低いため、肌や髪からも水分が奪われやすいです。定期的にヘアトリートメントをしてキューティクルを保護し、うるおいを与えることはとても大切です。

食事による髪のインナーケアと、トリートメントや頭皮マッサージなどによるアウターケアを同時に行うことがポイントです。

(7)ストレスを溜め込みがち

ストレスをゼロにすることはむずかしいことですが、溜め込みすぎるとさまざまな不調の原因につながる場合があります。

ストレスを感じると抗酸化物質が多く消費されます。抗酸化物質は、体内の「メラニン色素」の生成にもかかわっています。抗酸化物質が不足することでメラニン色素が作られなくなり、白髪が増える原因につながる場合があります。

■美髪作りにおすすめの食材

頭皮の健康維持に役立つ

抗酸化作用が高くミネラルが豊富な緑黄色野菜根菜類海藻類がおすすめです。根菜類に特に豊富な食物繊維には、整腸作用のほかに皮脂の過剰な分泌を抑える働きも期待できます。

健やかな頭皮のためにも意識して摂りましょう。

健康な髪の生育にかかわる

切れ毛や枝毛の予防や、つややかでハリとコシのある若々しい髪をサポートする食材は以下になります。

・「ニッケル」が豊富な大豆製品いんげん豆そば

・ミネラルが豊富な野菜果物類ドライフルーツ海藻類

・良質たんぱく質が豊富な脂身の少ない赤身肉魚類

白髪対策に

白髪対策には、海藻類、黒ゴマ、焼きのりなどの黒い食材や、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEが豊富な緑黄色野菜やナッツ類などがおすすめです。

※白髪は遺伝や加齢、新陳代謝の低下なども関係しているので、食事だけでゼロにすることはむずかしいです。

ほかにも新陳代謝の低下や冷えなども健やかな髪の成長に悪影響を与える場合があります。「髪」という小さなパーツは、全身の栄養バランスや日々の生活習慣に深くかかわっています。改善できることからとり入れ、若々しい健やかな美髪を目指してください。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)

 

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※平田 雅子/監修(2010)『不調をなおしてキレイになる 女性ホルモン基本事典』成美堂出版

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