腕や足を見せるヌケ感のある着こなしで、気になるのが「ムダ毛」ですよね。自宅で行う毛の処理はカミソリが一般的ですが、今は脱毛器の進化も著しいことをご存知でしたか?
美容家の筆者が、自宅でできる脱毛方法についてお伝えします。
■脱毛の家庭用機器
最近は、「家庭用脱毛器」がとても進化しています。まずは、家庭用脱毛器の種類をご紹介します。
フラッシュ式脱毛器
筆者の一押しは、フラッシュ式の脱毛器です。エステサロンで行う光脱毛の家庭版です。
サロンケアと比べると家庭用なのでパワーは落ちますが、毛の根っこにダメージを与えて毛が生えてくる力を弱くさせることができます。その場のケアだけでなく、今後、毛を薄くして行きたい人におすすめです。
最近は、痛み軽減や時短、美肌機能などを備えた製品が増えています。ただし、色が黒い人や毛が薄い人は、処理効果の実感が薄いかもしれません。
減毛★★☆ 即効性☆☆☆ 肌への優しさ★★☆
継続することで毛根にダメージを与えられるので、毛が減っていき、美肌効果もあるのがメリットです。ただし、その場での仕上がりのきれいさや、値段の手頃さはイマイチです。
サーミコン式脱毛器
サーミコン式は、熱で毛を処理するタイプです。お値段もリーズナブルなものが多く、昔からある脱毛法です。
瞬時に毛の処理ができ仕上がりもきれいなのですが、毛を薄くしていくタイプではないので、すぐにまた毛が生えてきてしまいます。
また、毛が多い方や太い方だと、熱や痛みを感じる場合もあります。独特の焦げたような臭いがすることもあります。
仕上がり★★☆ 持続性☆☆☆ 手軽さ★★★
パッと使用してすぐに出かけることもでき、機械としての値段もわりと手頃なのが魅力です。ただし持続性はないので、毛が薄くあまり生えてこない人やそうした部位におすすめです。
脱毛(抜毛)式
ローラーで毛を抜いていくタイプの脱毛器です。少々痛みがあり肌負担になる場合もあるので、敏感肌や摩擦に肌が弱いタイプの方には向きません。
ただ、毛が一度抜けると生えてくるまでに少し時間がかかり、機械によってはきれいな仕上がりになります。スベスベとした肌触りになります。
痛み★★☆ 手軽さ★☆☆ 持続性★★★
即効性と持続性を兼ね備えているのが、脱毛式のメリットです。自己処理回数が減る、というメリットもあります。ただし、痛みを伴う機械が多く 、機械や毛の状態によっては、毛がキャッチできず残ってしまうことも。
■ドラッグストアで手に入る脱毛アイテム
「機械はちょっとハードルが高い」「自宅でもっと手軽に処理をしたい」という場合は、ドラッグストアで手軽に入手できるアイテムを試してみてはいかがでしょうか。
脱色
毛を脱色する方法です。敏感肌用もありますが、ヘアサロンのカラーリングで頭皮が荒れる人は、さけた方が無難かもしれません。
毛は抜けないのでスベスベ肌にはなりませんが、毛の色が薄茶や金髪のようになり、目立たなくなります。毛が薄い方におすすめです。
痛み☆☆☆ 肌への刺激★★☆ 手軽さ★★★
値段も使用方法も手軽で、比較的効果の持続力がある方法です。肌が健康で、毛が薄い人にとっては負担が少ない方法です。ただし肌が弱い人や、毛が太く濃い人には向きません。
剥がすタイプ
ワックスシートを肌に張り、ベリっと剥がすタイプの処理方法です。上手に抜ければ生えてくるまで少し時間がかかりますが、うまくできない場合は痛みが出たり、毛が少し残ったりします。
物理的な刺激に肌が弱い方や、赤み・かゆみが出やすい方はさけた方が良いでしょう。
痛み★★☆ 手軽さ★★★ 持続性★★★
毛を抜く方法なので、持続性が高く、チクチクしないのがメリットです。広範囲の脱毛におすすめです。
抑毛成分の配合された化粧品
化粧水などの化粧品のなかに、毛が伸びるスピードを遅くする成分が配合されたものがあります。ただし、コスメだけで毛が薄くなったりなくなるということはむずかしいので、その他の脱毛アイテムのサポートとして使用することがおすすめです。
毛が伸びるスピードが遅くなったり、保湿効果によって肌の状態を整えることができます。
手軽さ★★★ 痛み☆☆☆ 肌への優しさ★★★
即効性がなく、効果の実感をしにくい反面、スキンケアで肌ダメージを軽減し、トーンアップやうるおいUPにはなるため、サポートだと思って使用するなら○。
カミソリ
カミソリは、一番定番な脱毛アイテムといえます。ただし、角質をとりさり肌の表面を傷つけてしまうので、あまり肌に良い方法とはいえません。
乳液やクリームをつけてから処理をするなどの工夫が必要です。週に一回程度なら肌の負担も少ないのですが、毎日処理をしたい方には、フラッシュ式脱毛器を使ったり、エステサロンやクリニックなどに通って自己処理回数を減らすことがおすすめです。
手軽さ★★★ 仕上がり★★★ 持続力☆☆☆
今も昔も一番定番の毛の処理方法といえるでしょう。手軽で簡単、仕上がりがきれいな反面、持続力や肌負担を考えるとイマイチ。
自己処理の回数を減らすことができれば、美肌にもつながります。さまざまなムダ毛処理方法があるので、毛の濃さや肌タイプに合わせて、自分にあった方法を探してみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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