ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、美容に役立つ食材として取り上げられることが多いアーモンド。食事によって身体をいい方に変えたいなら、毎日摂りつづけることが大切なのですが、毎日同じものばかり食べるのも飽きてしまいますよね。アーモンドもしかり。
そんなときには、「アーモンドバター」や「アーモンドふりかけ」はいかがでしょうか? ご自宅で簡単に作ることができるだけでなく、粉やペーストになっているため、少量でも多くのアーモンドを摂ることができます。
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、意外な摂り方ができるアーモンドのレシピを2つご紹介します。
■アーモンドを食べたい理由2つ
(1)若返りビタミンが豊富
若返りビタミンとも呼ばれるビタミンE。ビタミンEには、強い抗酸化力があるため、活性酸素から細胞を守り、老化を防ぎます。
また、血管の健康を守る働きもあり、毛細血管まで血液がスムーズに流れることで細胞も活性化され、お肌のターンオーバーを整えてエイジレスな美肌づくりもサポートします。
アーモンドには、ビタミンEの中でもとくに抗酸化力の強い「α-トコフェロール」が、ゴマの約300倍も含まれています。
(2)食物繊維が豊富
その食感からもわかるように、アーモンドは食物繊維が豊富なナッツです。ごぼうと比較しても2倍近い量の食物繊維が含まれています。
アーモンドの主たる食物繊維である不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収して数十倍に膨らみ、便のカサを増してスムーズな排出を促します。
余分なものをため込まず、スムーズなお通じがあることは、美容と健康の要である腸内環境をいい状態に保つために欠かせません。
日ごろから野菜不足な方、小食で便秘がちな方におすすめです。
■意外な摂り方ができる!?アーモンドレシピ2つ
(1)アーモンドふりかけ
材料(作りやすい分量)
アーモンド(素いり) 50g
じゃこ 30g
のり 5g
ゆかり 大さじ1
作り方
(1)アーモンドは包丁でたたいて砕きます。
(2)アーモンドとのりをミキサーで混ぜて細かくします。
(3)じゃことゆかりを混ぜて出来上がり。
密閉容器に入れて保存しましょう。
(2)アーモンドバター
材料(作りやすい分量)
アーモンド(素いり) 150g
ココナッツオイル 30cc
作り方
(1)アーモンドは包丁でたたいて砕きます。
(2)すべての材料をフードプロセッサーに入れて、滑らかになるまで攪拌して出来上がり。
煮沸消毒した瓶に入れて冷蔵庫で保存し、1週間を目安に食べきりましょう。
甘みがあったほうが食べやすい方は、お好みでメープルシュガーなどを加えてみてください。
アーモンドは、食事と一緒に摂ることで、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする働きがあることも分かっています。ごはんにはアーモンドふりかけを、パンにはアーモンドバターを添えて、アンチエイジングを心掛けてみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」(2018年・日東書院本社)、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
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